なでしこジャパンの佐々木則夫監督は、8月1日からの東アジアカップに向けた記者会見に臨み、大会への思いと、初戦の北朝鮮との一戦に対する警戒感を語った。「東アジアカップはいよいよ始まるが、この武漢は私にとっては6年前にU-19の選手権で優勝した、非常にいい思い出がある都市。前回は優勝を逃している。なんとか、新鋭の選手とともに優勝を目指して頑張っていきたい」「実質的には、トレーニングは1日間、午前と午後にやっただけ。ただ、非常にハードなトレーニングに対する取り組む姿勢が非常に良かった。いずれの国も次のリオ五輪を目指している。その中で、選手にはピッチに立つ競争意識、前向きなことを求めたい。そこはトレーニングでも良かったし、さらにチャレンジしてくれると思う。多少未知数なところもあるが、僕も楽しみ」「W杯において、かなり出場時間が長い選手たちがいる。次のリオに向けて、若い選手をこの大会で経験させて、リオ予選への強化に結びつけるのが大きな目的」「やはり第1戦の北朝鮮戦の状況いかんになる。この大会に対しては、優勝が一番の目標。(ターンオーバーするかは)北朝鮮との戦い次第。決して決めつけるということはしないという考えでいる」北朝鮮とは前回の2013年大会で、共に初戦を勝利した第2戦で激突した。スコアレスドローに終わった。日本は第3戦の韓国戦に敗れて3位。北朝鮮は、中国を下して初代チャンピオンの座を手にしている。続く14年にはアジア大会決勝で北朝鮮と対戦した。2点リードを許す苦しい展開から1点を返したが、終了間際に3点目を奪われて1-3で屈した。「北朝鮮については前回アジア大会で非常に素晴らしいプレーで、してやられた。攻守にわたりパンチ力がある」北朝鮮女子代表は、11年にドーピング検査で5人の選手から陽性反応が出た影響で、今年のカナダ女子W杯には予選の時点で出場資格がなかった。しかし、今後は世界大会に出る前のアジアの壁として、再び立ちはだかることになる。特に、来年2月から始まるリオデジャネイロ五輪予選におけるアジアからの出場枠は2つしかない。なでしこを含め、カナダ女子W杯でアジア勢は出場4カ国全てが決勝ラウンドへ進出している。そこに北朝鮮が加わる。それだけに、この大会で北朝鮮をたたいておくことには大きな意義がある。