日本1―0イタリア 28日南長野
FW大儀見優季(27)=ヴォルフスブルク=が後半7分に決勝弾。3月のアルガルベ杯で不発に終わったエースが、昨年10月28日の親善試合・カナダ戦以来、7か月ぶりのゴールで本大会へ弾みを付けた。過去7戦全敗のイタリアに初勝利し、大会直前の親善試合を2連勝で飾ったなでしこは、6月7日開幕のカナダW杯で連覇を目指す。後半7分、FW大儀見は、DF宇津木からの低く早いクロスに飛び込んだ。相手DFと競り合いながら、スライディングで思いきり伸ばした右足で合わせ先制ゴール。「相手にとって嫌なタイミングのクロスが入ってきた中でとっさに反応できた」。ド派手なガッツポーズ。クロスからゴールを挙げる狙いがチームにあったが、前半はタイミングがずれて合わない場面が多かった。「チームとしての積み重ねをようやく形にできたのが、うれしかった」。代表合宿中、学生との練習試合、紅白戦でもネットを揺らす場面はなく大儀見は「結果が出なくても、何があっても受け入れられる」と言い聞かせてきた。「シュートの意識にこだわってやりたい。(シュートを)打たない選手という過去のイメージを変えたいんです」。MF澤も「エースが得点を取れたことはチームとしてプラス」と喜べば、それを伝え聞いた大儀見は「そうやって思ってくれることは光栄です」。佐々木監督も「非常に均衡したゲーム、1―0という緊張感の中で勝ち切れたのは良かった」。W杯初戦のスイス戦(6月9日)へ向けて、「プレーの内容も結果もイメージに近づいてきた。いい状態で挑める感触はありますね。簡単じゃないけど、やるからには連覇を目指したい」