ヤンキース4―2ブルージェイズ 21日ニューヨーク
ヤンキースのイチロー外野手は「2番・右翼」で出場し、4打数1安打だった。内容は左前打、一ゴロ、遊ゴロ、遊飛。打率は2割7分4厘。1回に左前打を放ち、プロ22年目で日米通算4000安打を達成した。大リーグで4000本の大台に達したのは4256本の最多安打記録を持つピート・ローズと、4191本で日本では球聖として知られるタイ・カッブの2人で、到達したのはローズが1984年、カッブが27年。ともに40歳を過ぎていた。92年にプロ野球オリックスに入団。94年に初のシーズン200安打を達成し、日本での9年で1278安打。2001年から挑んだ大リーグのマリナーズでは、1年目に242安打でア・リーグ最優秀選手と新人王を同時受賞。04年にはシーズン最多安打の大リーグ記録を更新する262安打を放ち、10年まで10年連続200安打をマークした。09年には張本勲のプロ野球最多安打記録3085本を日米通算で更新。12年7月にヤンキースへ移り、メジャー13年で2722安打を重ねた。イチロー外野手「とにかく早い段階で打ちたかった。その通りになり、ほっとしています。あんなふうにみんなが喜んでくれるなんて思わなかったので、半泣きになりました」ヤンキース・ジラルディ監督「驚くべき偉業だ。彼がどれだけ努力し、どれだけ長く、いい状態を維持してきたかの証しだ」ヤンキース・黒田「すごく感動したし、日本の野球をあらためてリスペクトしてもらえた瞬間だと思う。それを証明したのがイチローさん。同じユニホームを着てこの瞬間に同じグラウンドに立てたことは素晴らしいこと」ヤンキース・リベラ「日米にまたがっていても4000安打は多い。イチローはプレーするためでなく、成功するために米国に来た。常に最高であろうとするのがイチローだ」長嶋茂雄氏「日米ともずばぬけた成績で、偉業というほかありません。自分自身の生涯安打と比較しても、気が遠くなるような数字です。けがが少なく、いつもゲームに出ているからこそ達成できた記録であり、コンディションに細心の注意を払っているイチロー選手の努力のたまものでしょう。常にグラウンドにいることは、最高のファンサービスであり、まさにプロ中のプロといえましょう」ソフトバンク・王貞治球団会長「メジャーで13年間、レギュラーを続けることは並大抵の努力でできるものではありません。常日頃から野球をする準備ができているからこそであり、その姿勢は全ての選手の見本となるものであり、素晴らしいの一言に尽きます。4千安打を達成しても、さらなる高みを目指してチャレンジし続けることでしょうし、1本でも多くのヒットを積み重ねてほしいですね」松井秀喜氏「おめでとうございます。日本のプロ野球でもメジャーリーグでも圧倒的な速さでヒットを積み上げてきたイチローさんにしか到達できない数字だと思います。今後もファンの方々を喜ばせてください」レンジャーズ・ダルビッシュ「おめでとうございます。すごいことだと思います。(僕などが)何も言うことはないですよ」レッドソックス・上原「今後、日本人が誰も達成できないような素晴らしい記録だと思う。できれば自分から打ってほしかった。記録もすごいが、日本とアメリカでけがをしないでプレーし続けていることが超一流」マリナーズ・岩隈「すごい数字。この先、イチローさんを超えてくる人がいるのかと思います。ないでしょうね。日本人の誇り。準備の仕方が人とは違う。だからそういう結果が残せる。存在的にも別格」田口壮氏(オリックスで同期入団)「人一倍野球が好きなのだと感じる。野球をやる上でこれぐらいやるのが当たり前という部分が、自分を含めて並の選手に比べるとはるかに大きい。まだまだ体が動いているし、今後どうなっていくのか楽しみです」ケン・グリフィー氏(元マリナーズ)「イチローが技術を完成させるため、どれだけの時間と努力をかけたかを考えてほしい。4000安打とは、とても本当とは思えない数字だ」