24日の東京株式市場は、自動車、電機株を中心に買い戻され、日経平均株価は前日比128円47銭高の1万4612円45銭と反発した。ただ、前日に続き一日の振れ幅が1000円を超える乱高下となり、投資家心理の不安定さを印象付けた。長期金利も、引き続き大きく変動した。東京外国為替市場では、株価の乱高下を背景に積極的な投資意欲が後退し、円は逃避先通貨として買われ続伸した。株式市場では、雇用、住宅の経済統計が市場予想を上回った米国の景気回復期待を背景に、企業業績の改善が予想される輸出関連株の値上がりが目立った。しかし、午前の取引開始直後に大幅高となった銘柄が急速に伸び悩むなど、売買が激しく交錯し、落ち着かない取引に終始した。市場関係者からは「株安が止まったとは言い切れない」(大手証券)。外為市場では「大きく動く日経平均に注目が集まり、円相場は株に連動しやすい」(大手邦銀)。東京債券市場は、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが乱高下した。朝方は株価反発を受けて債券を売る動きが強まり一時、前日比0.070%上昇(価格は下落)し0.905%を付けた。午後は一転して、日銀の国債買い入れオペレーション(公開市場操作)や株価下落を受け、一時0.825%まで低下した。