米東部マサチューセッツ州ボストンで開かれたボストン・マラソンのゴール付近で15日午後3時(日本時間16日午前4時)ごろ、大きな爆発が2回あり、ボストン市警などによると、8歳の男児を含む3人が死亡、少なくとも141人が負傷した。うち17人が重体という。現場付近で爆発物が2個見つかり、米連邦捜査局(FBI)は「テロ攻撃」との見方を示した。オバマ米大統領は「誰が起こしたのか突き止める」と述べ、容疑者の確保に全力を挙げる考えを表明した。岸田文雄外相は16日午前、「現時点で邦人の被害報告は受けていないが、引き続き全力で確認中だ」と述べた。ボストン・マラソンの公式ウェブサイトによると、日本人238人が参加、179人が完走。最初の爆発はゴール直前の道路脇で起き、約10秒後に数十メートル手前で2回目の爆発が起きた。米CNNテレビは爆発の瞬間と、人々が悲鳴を上げ逃げ惑う映像を伝えた。爆発が起きたのは、優勝ランナーがゴールして約2時間後。同マラソンには約2万3000人が参加。爆発が起きた時点で1万7000人以上がゴールしていたが、まだ数千人の市民ランナーが走っていたとみられる。米中枢同時テロの標的となったニューヨーク市警は中心部マンハッタンの主要ビルやホテル、地下鉄などの警戒態勢を強化。首都ワシントンでも警備が強化された。米連邦航空局(FAA)はボストン市上空を一時、飛行禁止空域とし空港は閉鎖された。マサチューセッツ州のピルグリム原発でも車両や不審者への警戒を強化した。同じボストンにあるジョン・F・ケネディ図書館でも火災があったが、爆発とは関係が薄いとみられている。米紙ボストン・グローブ(電子版)は19日、捜査に近い関係者の話として、ボストン連続爆破テロの容疑者1人が拘束されたと報じた。もう1人は逃走中としている。ボストンの西十数キロのウオータータウンで拘束されたという。ウオータータウンには19日未明、米連邦捜査局(FBI)の捜査官を含む多数の警官やパトカーが集結、上空をヘリコプターが一時旋回する異例の状況となった。CNNテレビによると、マサチューセッツ州警察は、警察に対して複数回、爆発物が使用されたと発表した。18日深夜、やはりボストン近郊にあるマサチューセッツ工科大(MIT)で警察官1人が射殺される事件があった直後。米メディアは射殺事件の容疑者がMITで車を奪ったと報じた。MITは閉鎖され、銃撃が起きた建物を警察が包囲。大学当局は学生や教職員に現場から離れ、屋内にとどまるよう指示しているという。ボストン連続爆破テロで、ゴール付近にいて重傷を負った米国人男性(27)が、爆弾が入ったとみられるバッグを置く男を目撃していたことが18日、分かった。約2分半後に爆発したという。