地区シリーズ オリオールズ3―2ヤンキース 8日ボルティモア
第1戦で先勝したヤンキースは、昨季まで中日でプレーしたオリオールズ先発のチェンを打ち崩せず敗れた。ヤンキースは1勝1敗のタイで、地元ニューヨークへ戻る。ヤンキース・イチロー外野手は「2番・左翼」で5打数1安打だった。イチローは1回無死一塁の第1打席で、ボテボテの内野ゴロと思われたが一塁手エラーを誘うゴロで出塁。2死一塁からカノの安打で一気に本塁に突入し、捕手のタッチをうまくかいくぐって先制の得点をした。第2打席は二塁内野安打、第3打席は投ゴロ、第4打席は遊ゴロ、第5打席は二ゴロだった。オリオールズは3回2死満塁でC・デービスの2点適時打で逆転すると、6回にも加点。チェンは7回途中8安打2失点(自責1)。オリオールズはその後も継投で逃げ切り、チェンが勝ち投手になった。ヤンキース・イチロー外野手「(1回、捕手のタッチを2度もかわして先制点)審判がよく見てくれていた。以前にも似たようなプレーがあってアウトにされたことがあったので。(普通は)スピードを上げたくなるが、スピードを落とすという発想(が大事)になる」ヤンキース・ジラルディ監督「チェンは内角を効果的に突き、カウントを悪くしても緩い球をうまく使った。(先制のホームインの)イチローは信じられないプレー。(相手の)野手の肩も強く、いい捕手だったしね」オリオールズ・ショーウォルター監督「3つ勝つのはタフな仕事だが、一歩近づけた。きょうはチェンが鍵だった。本来の投球をしてくれて誇りに思う。速球が走っていたから7回も続投させた。(第3戦で先発するヤンキースの)黒田はリーグで最も好調な投手の一人。先発の踏ん張りが必要だ」 オリオールズ・チェン投手「きょうは自分の力を全部出して好結果が出たので、これを続けたい。(中日時代は)クライマックスシリーズで最初にリズムに乗れないことが多かったが、それを経験したからきょうの投球ができた。考えすぎずに、できるだけ長い回を投げようと打者に集中した」