レスリング 女子世界選手権 28日カナダストラスコナカウンティ
吉田沙保里が女子世界選手権55キロ級で史上初の10連覇を果たし、五輪と合わせた前人未到の13大会連続世界一を達成した。決勝では貫禄の試合運び。4連続フォール勝ちで偉業達成。2004年アテネ、08年北京、今夏のロンドンと五輪3連覇を成し遂げた吉田。世界選手権も10連覇し、“霊長類最強”のアレクサンドル・カレリン(ロシア)と並んでいた12大会連続世界一の記録を塗り替えた。初戦の2回戦、3回戦を無難に突破。準決勝で第1ピリオドに欧州女王のシニシンにマット際で投げられ、4年ぶりに敗れた5月の国別対抗戦、ワールドカップ(W杯)以来の失点を喫したが、片足タックルで第2ピリオドを奪うと、第3ピリオド終盤に疲れた相手をマットに沈めた。決勝では若手のマルーリスを寄せ付けず、第2ピリオドにタックルを防ぐとフォールに仕留めた。吉田沙保里「最後まで気が抜けない試合だった。世界一になったうれしさが込み上げてきている。カレリンは偉大で、目標にしていたので光栄。少し休むけど、来年以降も(連覇を)目指せるなら目指したい」栄和人・日本代表監督「勝たなきゃいけないプレッシャーの中、よくやった。人間性も含め、真のチャンピオンじゃないか。指導者としても頭が下がる」