強い台風4号は19日午後5時すぎ、和歌山県南部に上陸した。紀伊半島を風速25メートル以上の暴風域に巻き込みながら北東に進行。東日本を縦断し、20日には三陸沖に抜けて温帯低気圧に変わる見通し。気象庁は大雨や暴風、大しけのほか、交通への影響に厳重な警戒を呼び掛けた。台風の上陸は今年初めて。6月の上陸は2004年の6号以来8年ぶりで、1963年6月13日に次ぐ観測史上7番目の早さ。台風の影響で、近畿や東海の各県で避難勧告が出され、愛知県豊橋市は市内を流れる2つの川の近隣約2万8000世帯、約7万2000人に避難を勧告。東日本大震災で被災した宮城県石巻市も約1万人に避難勧告を出した。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。中心の南東側190キロと北西側110キロ以内は暴風域、中心の南東側500キロと北西側330キロ以内は風速15メートル以上の強風域。四国から北海道では20日にかけ、最大風速18~35メートル、最大瞬間風速30~50メートル、波の高さ6~10メートルが予想されている。東海から東北は20日にかけ、太平洋側を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降り、猛烈な雨となる地域もある。同日午後6時までの24時間予想 降水量は多い所で、東海400ミリ、関東甲信、東北250ミリ、近畿180ミリ、四国、北陸、北海道150ミリ。