歌舞伎俳優の市川海老蔵が顔などを殴られ重傷を負った事件で、警視庁は10日午後9時前、傷害容疑で逮捕状を取っていた住居不詳、職業不詳の伊藤リオン容疑者を逮捕した。伊藤容疑者は先月25日、東京・西麻布のカラオケバーで、海老蔵とともにいた元暴走族のリーダーの男性が、海老蔵に無理やり酒を飲まされていたことに腹を立て、海老蔵の顔面などを殴った疑い。中学時代は将来を嘱望されたサッカー選手だったが素行の悪さが問題となり、クビに。その後は元暴走族の一員となっていた。「殴ってしまったことは間違いありません。細かいことは後で、気持ちを整理して話します」と供述しているという。筋骨隆々。髪は短く刈られ、口ひげをたくわえていた。取材陣のフラッシュの嵐を浴びると、時折笑みを浮かべて周囲を見回すなど、尊大な態度。伊藤容疑者は、海老蔵が知人であるリーダーに乱暴な態度を取ったことがトラブルの発端と主張しているという。一方、海老蔵は、7日に行った記者会見で自らの暴行を改めて否定。殴った人間についても、事件直後の「介抱している時に『酔ったのはオマエのせいだ』と因縁をつけられ、いきなり後ろから色の黒い男に殴られた」から「複数人に殴られたと思う」と証言を変えるなど、事件に関しては不確かな部分がみられた。