先月25日早朝、東京・西麻布のカラオケバーで顔などを殴られ、重傷を負った歌舞伎俳優の市川海老蔵が7日、都内のホテルで記者会見を行った。顔には暴行の痕が残る中、実に1時間半にも及ぶ会見で、これまで元暴走族のリーダーに対して無理やり酒を飲ませたり、暴行を加えた、などと報じられていたことに「自分はあくまでも被害者」と完全否定した。松竹は今回の事態を重く見て、海老蔵に対して無期限謹慎の厳しい処分を下すことを同時に発表した。「(相手のリーダーに)暴力を振るったのか」と聞かれ、「そのようなことは、一切ございません」。担当弁護士が「彼は被害者でありまして、逮捕状が出ている男が加害者であることを認識していただきたい」。事件の詳細については明らかにならなかった。「(事件が起きたとされるカラオケバーのある)11階での記憶はあるのか」「殴られた時の状況はどうだったのか」などの問いかけには「捜査中のため」「酩酊していて、記憶が定かではないので」。警視庁の事情聴取に対し、リーダーを「知人」と答えていたのが「元々知り合いの方ではございません」と証言。また「灰皿にテキーラを入れて飲ませた」「トラブルの発端は海老蔵だった」などの関係者証言に対して、すべてを否定。迫本淳一松竹社長は「市川海老蔵の今後の公演の出演を、期限を定めずに見合わせることにしました」。来年1月に予定されていた公演にとどまらず、無期限の謹慎になることを発表した。8日にも海老蔵は警視庁に再度の事情聴取を受ける予定。男が逮捕され、事実が判明するまで事件の真相はわからない。