Jリーグは6日、東京都内で年間表彰式「Jリーグ・アウオーズ」を開き、最優秀選手賞は名古屋のJ1初優勝に貢献した楢崎正剛がGKとして初受賞した。昨季までの新人王から名称などを変更したベストヤングプレーヤー賞には2位G大阪の18歳、宇佐美貴史が輝いた。ベストイレブンはG大阪の遠藤保仁が8年連続8度目となり、自らの最多記録を更新。名古屋からは楢崎、7年連続のDF田中マルクス闘莉王ら最多の5人を選出した。得点王(17得点)は磐田の前田遼一と名古屋のケネディで、前田は史上初の2年連続受賞。最優秀監督賞は名古屋のストイコビッチ監督が初受賞。最優秀主審賞は西村雄一氏が2度目、最優秀副審賞は相楽亨氏が3度目の受賞。最優秀育成クラブ賞はJ2に降格したF東京が選ばれた。
受賞者
最優秀選手賞 楢崎正剛(名古屋)
ベストイレブン
GK 楢崎正剛(名古屋)
DF 田中マルクス闘莉王、増川隆洋(以上名古屋)槙野智章(広島)
MF 中村憲剛(川崎)マルシオリシャルデス(新潟)藤本淳吾(清水)ダニルソン(名古屋)遠藤保仁(G大阪)
FW 前田遼一(磐田)ケネディ(名古屋)
得点王 前田遼一(磐田)ケネディ(名古屋)
ベストヤングプレーヤー賞 宇佐美貴史(G大阪)
フェアプレー賞・高円宮杯 広島
フェアプレー賞・J1 山形、横浜M
フェアプレー賞・J2 該当クラブなし
フェアプレー個人賞 槙野智章(広島)
最優秀監督賞 ストイコビッチ(名古屋)
最優秀主審賞 西村雄一
最優秀副審賞 相楽亨
Jリーグ・ベストピッチ賞 日産スタジアム、アウトソーシングスタジアム日本平
功労選手賞 該当者なし
最優秀育成クラブ賞 F東京
名古屋・楢崎正剛「歴代の受賞者や壇上の(優秀選手の)顔触れを見て、本当にもらっていいのかという思いはある。GKの僕が受賞したことも価値がある。すべてのGKに励みになると思う」
名古屋・増川隆洋「恐縮です。意外でした。華やかな世界には慣れていないので疲れました。上り詰めたとは思っていない。まだまだです」G大阪・宇佐美貴史「一番は家族に感謝したい。来季も賞を取ったことに恥じないプレーを続けていきたい」磐田・前田遼一「最終節はみんなが僕にボールを集めてくれた。来年は、さらに強いチームになれるように努力したい」名古屋・ケネディ「優勝してチーム全員でこの表彰式に来られてうれしい。(得点王は)他のチームメートにもささげたい」新潟・マルシオリシャルデス「アジア・チャンピオンズリーグ出場の目標はかなわなかったが、チームが一生懸命やった結果、僕が表彰式の場に立っている」清水・藤本淳吾「09年は仕事ができなかった。10年はしっかり自分の存在を知ってもらえるように、と思ってやったのがいい方向にいった」G大阪・遠藤保仁「(8年連続ベストイレブンの秘訣は)安定したパフォーマンスをすること。もちろん来年も狙いたいし、引退するまで取り続けたい」川崎・中村憲剛「純粋にうれしい。狭き門で簡単な賞じゃない。来年も精進して、いい選手になりたい」名古屋・ストイコビッチ監督「私がベストの監督とは思わないが、このような賞を取れて感謝している。これからも選手が美しいサッカーができるよう指導していきたい」大東和美・Jリーグチェアマン「名古屋の優勝で、また新しい歴史ができた。(東京にJ1クラブがなくなり)寂しい限りだ。終わってみると(成績は)西高東低のシーズンだった」