ことし4月に一時閉館し、2013年春に新しい劇場として生まれ変わる歌舞伎座(東京・銀座)の起工式が、28日行われた。これまでの建物は既に解体され、更地に。起工式会場には、再利用される予定の旧劇場の装飾品などが展示され、興行を運営する松竹の大谷信義会長や、人間国宝の歌舞伎俳優中村芝翫らが出席。芝翫は「歌舞伎座が新しい一歩を踏み出し、深い感銘と期待に胸が高鳴る思いだ。完成の暁には素晴らしい舞台をお目に掛けられるよう、一生芸道に精進したい」。新しい歌舞伎座は、地上29階建てのオフィスビルを併設。松竹はバリアフリー化を進めるほか、展示会も開催できる「ギャラリー」などを設け、歌舞伎を広く発信する拠点として整備する。