柔道世界選手権 9日国立代々木競技場
52年ぶりの東京開催となった柔道の世界選手権は男女重量級の各2階級を行い、男子100キロ級の穴井隆将は決勝でヘンク・フロル(オランダ)に優勢勝ちし、初優勝した。男子の優勝は2007年リオデジャネイロ大会無差別級の棟田康幸以来2大会ぶり。女子78キロ超級は決勝で26歳の杉本美香が秦茜(中国)に勝ち、全試合一本勝ちで初制覇。北京五輪銀メダルの塚田真希は銅メダルを獲得。同78キロ級の緒方亜香里も3位だった。男子100キロ超級で全日本選手権王者の高橋和彦は、3連覇を果たしたテディ・リネール(フランス)に準決勝で惜敗し、3位決定戦も敗れて5位に終わった。穴井隆将「今日はとりあえず結果が欲しかった。海外で負け続けてつらかったけれど、(篠原)監督には恩返しができた」杉本美香「まだ実感がわかない。うれしいのひと言。思い通りの試合ができて、一本が取れた。これにおごることなくやりたい」高橋和彦「(準決勝のリネール戦は)奇跡でも起きないと勝てないと思っていた。いつも以上に必死にやった結果。力不足です」篠原信一・日本男子監督「初日の金メダルは次につながる。穴井はいいところが一つもなかったが、昨年の悔しさによる執念で取った。全日本を勝って世界選手権も勝った。後はオリンピックだ」園田隆二・日本女子監督「杉本はこれくらいの力はある。2年後(のロンドン五輪に)へ名乗りを上げたわけだから、今日の試合を続けてほしい。塚田はもう一回変われるか、どうかだろう」吉村和郎・強化委員長「勝ったことによって穴井はロンドン五輪に向けて研究される。このまま満足せずに、もう一段グレードアップできるか。(昨年に)全日本選手権を取った時の気持ちを忘れてはいけない」