南アW杯1次リーグF組 スロバキア3―2イタリア 24日ヨハネスブルク・エリスパーク
連覇を狙ったイタリアが、17度目の出場で初めて1勝もできずに大会を去った。スタメンにベテランの守備的MFガットゥーゾを入れるも前半25分にパスをカットされ失点。これで3試合連続で先制点を許す悪い流れを変えられなかった。後半28分に2点目を奪われるとFWディナターレが反撃のゴール。しかし、右スローインから後半44分に3点目を失い万事休す。ロスタイムにFWクアリアレッラがループシュートを決めるも追いつけなかった。左ふくらはぎ痛の完治しなMFピルロを後半11分から今大会初めてピッチに立ったが、終了間際の決定機を外しチームを救えなかった。前回優勝国の1次リーグ敗退は1950年大会のイタリア、66年大会のブラジル、2002年大会のフランスに続き4例目。シュートがゴール内のディフェンスに弾き返される不運もあったが、イタリアは74年大会以来、36年ぶりの1次リーグ敗退の屈辱を味わった。一つも勝てずに終わるとは予想できなかったこととはいえ、イタリアの敗因は明らかだった。守れない。3戦連続で先制点を献上し、この日の1試合3失点はW杯で40年ぶり。リッピ監督は「すべての責任はわたしにある。選手の心理面も、技術も、戦術も、自分が取った選択も。もっとやれたと信じているが…」。36歳のDFカンナバロ主将を筆頭にチームは高齢化。逆風をはね返した4年前のような強い意志はチームから伝わってこなかった。攻撃の司令塔ピルロが左足を負傷したことも誤算だった。今回の不振は代表チームだけに問題があるわけではない。イタリア・サッカーは今季、インテル・ミラノが欧州制覇を果たしたが、インテルを率いたのはポルトガル人のモウリーニョ監督で、先発メンバーにイタリア人はゼロ。W杯代表にもインテルの選手はいなかった。リッピ監督は「次期監督の幸運と成功を祈りたい」。