フィギュアスケート女子フリーは25日(日本時間26日)、パシフィックコロシアムで行われる。SP2位の浅田真央は24日、公式練習でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を11回成功。首位の金妍兒とは4・72点差で、逆転優勝には2回のトリプルアクセル成功が絶対条件。フリーで使用する「鐘」を流した練習ではジャンプを跳ばなかったが、前日のSPで決めた3回転半を単発と2回転との連続ジャンプを6回決めた。金が姿を見せなかった夕方の練習でも、曲に合わせて跳んだ2回の3回転半は両方とも1回転半と失敗に終わった。その後も3回転半に挑み続け、40分間の練習で9回中5回を成功させた。フリーでは単発と2回転トーループとの2連続ジャンプで2回の3回転半を組み込む構成を予定している。1試合で計3回の3回転半を決めれば、女子では五輪を含む国際大会で初の快挙となる。国際スケート連盟(ISU)関係者は「3回転半を3回決めればギネスブックに載せるべきだ」と提言した。02年のジュニアGPファイナルで4回転サルコーを初めて決めた安藤美姫がギネスに載った例がある。ロシア人作曲家ラフマニノフの「鐘」に乗せたフリーは、審判に訴える表現力を磨いてきた。フリーの審判は9人中7人が欧州系で、タラソワ・コーチが追求する正統派の芸術性が好まれる可能性も。日本連盟の吉岡伸彦監督は「お互いにパーフェクトに演技した上で勝負したい。5点弱の点差を考えると、逃げるわけにはいかない」。真央「たくさん練習はしてきているので、自分を信じて演技に臨みたい」。