第89回天皇杯全日本選手権決勝 G大阪4―1名古屋 1日東京・国立競技場
G大阪が名古屋を下し、Jリーグ発足後としては85、86回大会(05、06年度)の浦和以来2チーム目の連覇を達成した。G大阪の優勝は第70回大会を制した前身の松下電器を含めて3度目で、今季初タイトル。G大阪は2月27日の富士ゼロックス・スーパーカップでJ1王者の鹿島と対戦する。天皇杯優勝チームとJ1上位3チームは2月開幕のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を得るが、J13位のG大阪は既に出場権を得ているため、J14位の広島が繰り上がりでACLに出場する。G大阪は出場停止のDF高木に代わり、DF安田理を左サイドバックで起用。名古屋はFW玉田、ケネディ、MFマギヌンを3トップぎみに並べた攻撃的布陣。前半6分、左サイドでボールを受けたMF遠藤がペナルティエリア内のMF二川へグラウンダーのパス。トラップからFW山崎につなぎ、さらに山崎が後方に落としたボールを、FWルーカスが右足でゴール。しかし名古屋も同40分、右から玉田が前線へ浮き球パス。ケネディが頭で落とすと、MF中村がヘディングでゴール右に決め、同点。後半32分、右サイドでボールを受けた遠藤が中央へドリブルを開始。2人をかわしてペナルティエリアの外から左足でゴール右隅に。さらに同41分には、カウンターから二川がドリブルで駆け上がって右の遠藤へ。遠藤がためを作ると、リターンパスを二川が右足で冷静に押し込み3点目。ロスタイムにも遠藤が自身2ゴール目を奪って試合を決めた。G大阪・遠藤保仁「決勝ゴールはパスの選択肢もあったが、いい流れでドリブルできたので左足を振り抜いた。本来の出来ではなかったが勝って良かった。今年も毎日毎日努力して、W杯でもクラブでも良い結果を出していきたい」。G大阪・西野監督「今季はここまでタイトルがなかったのでほっとした。G大阪のスタイルを貫いたことが結果を生んだ。チームを去る選手もいるし、この大会は一番難しい。2009年はなかなかタイトルに届かなかったので、天皇杯にかける思いは強かった」。名古屋・ストイコビッチ監督「自分たちのペースで試合ができたし、選手を誇りに思う。1―2の負けも、1―3の負けも、わたしにとっては一緒」