群馬県警下仁田署は20日夜、行方不明になっていた人気漫画「クレヨンしんちゃん」の作者・臼井儀人さん(51)本名・臼井義人が、群馬・長野県境の荒船山の崖下120メートルの地点で前日発見された遺体と発表した。収容した同署内で検視が行われ、遺族が確認した。死因は全身強打による肺挫滅。発見から一夜明け、早朝から35人態勢の収容活動が行われた。遺体は、激しく損傷し上半身はTシャツの上にシャツを着ていたが、下半身は下着だけ。半ズボンが上空の木の枝に引っかかっていた。周辺では臼井さん所有のリュックサック、デジタルカメラ、携帯プレーヤーも発見。2つの靴は脱げて転がっており、リュックサックからは財布や電池の切れた携帯電話も見つかった。「クレヨンしんちゃん」を発行する双葉社が21日記者会見し、臼井さんが所持していたデジタルカメラに、山のがけ下を上から写した写真が残っていることを明らかにした上で「下を撮った瞬間に足を滑らせてしまったのだと思う」との見方を示した。約30枚の写真が記録されており、最後の1枚に、がけ下を見下ろした角度で撮影したものが残っていた。同社は「このような結果になってしまい無念。大きなショックを受けている」。「皆様のあたたかいご支援、厚いご声援に心から感謝いたします」とする、妻久子さんら家族のコメントも公表した。