山田洋次監督、吉永と笑福亭鶴瓶が姉弟役で主演する映画「おとうと」。再来年1月公開予定。
故市川崑監督の代表作のひとつ「おとうと」(1960年)の若い姉弟の“その後”を描いた現代劇。吉永は芸能活動50周年の今年、「母べえ」で34年ぶりに山田作品に出演した。「おとうと」は吉永の114本目の出演作。吉永は「こんなに早く山田組に戻ることができて、とても幸せです。『母べえ』では山田監督の映画づくりの素晴らしさに感動しました。今回も監督のひと言ひと言をしっかり受け止め、学びたい」。吉永と山田監督はベルリン映画祭で滞在中の2月13日、市川監督(享年92歳)の訃報に接した。市川作品の中で「おとうと」が一番好きだった山田監督は、岸惠子と川口浩が演じた姉弟の“その後”の物語を構想。「細雪」などに出演した吉永、女優を一生続けようと決心したのが市川監督との出会い。吉永が尊敬してやまない田中絹代も「おとうと」に出演している。山田監督は「母べえ」で好演した鶴瓶を弟役に指名。「(吉永と)がっぷり組んだらどんなに楽しい芝居になるかと『母べえ』の撮影からイメージしていた。肉親という不条理でいとおしく、そして悲しい姉弟の物語を軽やかな笑いの中に描きたい」吉永は「鶴瓶さんの手を握りしめて、弟へのあふれる思いを演じます」。