松竹は20日、老朽化のため建て替えが決まった銀座の「歌舞伎座」での歌舞伎興行を、2010年の4月公演で終了すると発表した。建物解体、着工後3年程度で再開場する見込み。来年1月から1年4か月間「歌舞伎座さよなら公演」と銘打って、名作や歌舞伎座にかかわりのある作品を上演。松竹の安孫子正専務は「新しい歌舞伎座につなげるため、最後にふさわしい興行にしたい」とファンからも希望演目を募集するとのこと。松本幸四郎「祖父(七代目幸四郎)、父(初代白鸚)、私、息子・染五郎、孫・齋(いつき)と5代にわたって踏めた歌舞伎座は奇跡の劇場でした。新しい歌舞伎座は歌舞伎の未来を実現する夢の空間である様、願っています」。中村勘三郎「いまの雰囲気を壊さず、客席やロビーの改良など、お客様のためによりよい歌舞伎座になってほしい」。中村福助「一時的になくなるのは悲しいですが、私たちは『芸』を後世に伝えていかなければなりません。新劇場になっても歌舞伎座のシンボル『破風』は残してほしい」