北京五輪 男子百メートル平泳ぎ決勝 11日国家水泳センター
北島康介が58秒91の世界新をマークして圧勝。1968年メキシコ五輪から採用された同種目初の2連覇を達成した。従来の世界記録は、ライバルのハンセン(米国)が持っていた59秒13。北島は、この種目で初めて59秒を切る快挙。北島の金メダルは通算3個目。競泳の日本選手としては1928年アムステルダム、32年ロサンゼルスの二百メートル平泳ぎで金メダルを獲得した鶴田義行以来76年ぶりの五輪連覇、史上最多の金メダル獲得記録となった。北島は、50メートルのターンではダーレオーエン(ノルウェー)とハンセンにリードを許したものの、後半の追い込みで一気に抜き去った。レース後、北島は涙をぬぐいながらしばらく言葉が出なかった。ダーレオーエンが銀メダル。デュボス(フランス)が2大会連続の銅メダルで、ハンセンは4位。
北島康介「(タオルで顔を覆い)うれしいです。(しばらく沈黙。声が震え)すみません、何もいえない。(はぁはぁはぁとため息)応援してくれる人がたくさんいたので金メダル取れてよかったです。アテネ五輪よりもうれしい。超、気持ちいい、最高ですね。記録も優勝も出来て、本当に満足です。超気持ちいいです」
ダーレオーエン「59秒20を出せたのは大きなステップになった。勝つには北島が手ごわい相手だと分かっていた」
竹田恒和・日本オリンピック委員会会長「本当に頑張ってくれた。このプレッシャーの中で世界新を出して勝った。言うことはない。二百メートルでも、もう一つ金を目指してほしい。これでこそ日本選手団のけん引車だ」
古橋広之進・国際水連副会長「百メートルは二百メートルと違って混戦でどうなるか分からなかった。どこで気持ちなどを切り替えるかと思っていた。考えていた通りのレースだろう。うまく泳いだ。良かった」