第58回ベルリン国際映画祭の授賞式が日本時間17日未明に行われ、フォーラム部門招待作「パーク アンド ラブホテル」を撮った熊坂出監督が、2年前に新設された最優秀新人作品賞を獲得。映像ディレクターとして活躍する熊坂氏は32歳でこれが長編デビュー作。審査員に「哲学的で黒澤明の『生きる』を思い出させた。映像に力と美しさがある」と評価され、「ぼくに何らかの可能性があると思ってくださった賞。ベルリンにまた戻ってきたい」。5万ユーロ(約800万円)の賞金し「次の製作費に」。日本からは6年ぶりの受賞。コンペティション部門山田洋次監督、吉永小百合主演「母べえ」は入賞を逃した。最高賞の金熊賞にはブラジル映画「エリート・スクワッド」(ジョゼ・パジーリァ監督)。監督賞は8部門でアカデミー賞候補になっている「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のポール・トーマス・アンダーソン監督が受賞した。