デビュー45周年の森進一(62)が、小室哲哉プロデュース作品を歌う。小室は5月にリリースされた男女7人組グループ、AAA(トリプル・エー)の新曲で作曲活動を再開したばかり。苦労を重ねてきた森は、小室に「男は仕事で認めてもらわないといけない」とアドバイスしたという。
「僕、助けられたことになるんですかね」。一緒に仕事を始めて間もないころに、森に対して小室が発した言葉だ。森が小室に曲の制作を頼んだのは昨年10月ごろ。都内で会い、意見を交わした後で、レコーディングに入った。
森は答えた。「そんなことはないですよ。小室さんの才能をぜひ僕にいただきたいということでお願いしているんですから。僕もそうだけど、男だからいろいろある。良い仕事をすれば、わかってもらえる」
小室は「わかりました」と納得して、すぐに仕事に取りかかったという。
森がそんなふうに思えるようになったのは、最近のことだ。過去には「(自分の)どこが悪いんだと思うことがいっぱいありましてね」と、視線を遠くに移した。
たとえば、20代で山口県の女性に婚約不履行で慰謝料を求められたとき。この訴訟では、その事実はないとして女性に請求棄却が言い渡されているが、訴訟が決着する前に、最愛の母が自殺した。
「当時はマスコミもフィーバーしちゃって、毎週書くんですよ。結局、何もないのにね。それで母親もあんなふうになっちゃうし。そういう理不尽なことの連続でしたね。それでも歌うしかないんです。次の日はくるわけですから」
その後も試練の連続だった。昭和55年に結婚した女優、大原麗子とは、59年に離婚。その後に結ばれた歌手、森昌子との間に3人の息子が生まれたが、17年に離婚した。「自分の母親、兄弟、結婚して家族のためとか、何かのためにずっと(仕事を)やってきた。離婚してもう5年になるんですが、歌うこともやっぱり家族のためだったから、何をしたいのかわからなくなっちゃったんです」と本音をぽろり。
そんな森だが、小室から「エネルギーをもらった」という。小室は16日にリリースする森の新曲「道標(みちしるべ)」の作曲・編曲と「眠らないラブソング」の作詞・作曲・編曲を担当した。「小室さんはコンピューターを使って、一人で全部やるんです。昔は入って行けなかった領域にもどんどん入って作っていく。本当に奥行きが深い」
森はこれまでも、吉田拓郎、大瀧詠一、長渕剛、坂井泉水が手がけた曲を歌うなど、さまざまなジャンルから影響を受けてきた。何のために歌うのかわからなくなっても歌い続けるのには理由がある。
「やっぱり流行歌手でいたい。時代の風に吹かれていることが心地良いんです。そういうふうに生きていけば、元気でいられるかなと思いますし。できるだけ外に出て、いろんなものを見たり聞いたりするのを、僕の生き方にしたいんです」
森進一 新曲は小室哲哉プロデュース 男は仕事で認めてもらう (2010/06/15 産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/100615/msc1006150817000-n1.htm
「僕、助けられたことになるんですかね」。一緒に仕事を始めて間もないころに、森に対して小室が発した言葉だ。森が小室に曲の制作を頼んだのは昨年10月ごろ。都内で会い、意見を交わした後で、レコーディングに入った。
森は答えた。「そんなことはないですよ。小室さんの才能をぜひ僕にいただきたいということでお願いしているんですから。僕もそうだけど、男だからいろいろある。良い仕事をすれば、わかってもらえる」
小室は「わかりました」と納得して、すぐに仕事に取りかかったという。
森がそんなふうに思えるようになったのは、最近のことだ。過去には「(自分の)どこが悪いんだと思うことがいっぱいありましてね」と、視線を遠くに移した。
たとえば、20代で山口県の女性に婚約不履行で慰謝料を求められたとき。この訴訟では、その事実はないとして女性に請求棄却が言い渡されているが、訴訟が決着する前に、最愛の母が自殺した。
「当時はマスコミもフィーバーしちゃって、毎週書くんですよ。結局、何もないのにね。それで母親もあんなふうになっちゃうし。そういう理不尽なことの連続でしたね。それでも歌うしかないんです。次の日はくるわけですから」
その後も試練の連続だった。昭和55年に結婚した女優、大原麗子とは、59年に離婚。その後に結ばれた歌手、森昌子との間に3人の息子が生まれたが、17年に離婚した。「自分の母親、兄弟、結婚して家族のためとか、何かのためにずっと(仕事を)やってきた。離婚してもう5年になるんですが、歌うこともやっぱり家族のためだったから、何をしたいのかわからなくなっちゃったんです」と本音をぽろり。
そんな森だが、小室から「エネルギーをもらった」という。小室は16日にリリースする森の新曲「道標(みちしるべ)」の作曲・編曲と「眠らないラブソング」の作詞・作曲・編曲を担当した。「小室さんはコンピューターを使って、一人で全部やるんです。昔は入って行けなかった領域にもどんどん入って作っていく。本当に奥行きが深い」
森はこれまでも、吉田拓郎、大瀧詠一、長渕剛、坂井泉水が手がけた曲を歌うなど、さまざまなジャンルから影響を受けてきた。何のために歌うのかわからなくなっても歌い続けるのには理由がある。
「やっぱり流行歌手でいたい。時代の風に吹かれていることが心地良いんです。そういうふうに生きていけば、元気でいられるかなと思いますし。できるだけ外に出て、いろんなものを見たり聞いたりするのを、僕の生き方にしたいんです」
森進一 新曲は小室哲哉プロデュース 男は仕事で認めてもらう (2010/06/15 産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/100615/msc1006150817000-n1.htm