「よく似た」と感じる事案に出くわしたとき,結論・結果も前と同じようになる,と思い込まないことは重要です。

どんなケースでも,様々な要因が重なり合って一定の結果が発生するのですから,それらの要因のごく一部でも異なれば,結果も違ってきて当然でしょう。

 

交通事故の事案でも,「(同じような負傷,治療経過なのに)どうして後遺障害等級が認定されないのか?」,「(被害者の属性や後遺症の程度が同じようなのに)どうして判決がここまで違うのか?」というような場合,見落としている相違点が必ずあります。

そのような相違点を早期に見つけるよう努めること,見つけるごとに方針も少しずつ修正しながら進めていくというやり方が,最も現実的で間違いの少ないものではないかと思います。