最近時間の余裕が持てるようになったので、YouTubeをよく見るようになった。
もっぱら読書をしていることが多かったが、本を読んでいる、もしくは読みたいと考えていた物事が、YouTubeにふんだんにアップロードされているということを知った。
自分が最近関心のある事柄と言うのは、西田幾多郎、三木清など京都学派、政治学者の丸山眞男、吉本隆明などであり、それらの映像がYouTubeにアップロードされている。
思想家の人生と思想を映像によって概観できるのはよい。
とりわけ、自分がこれから学んでいきたいと考えていた京都学派などが、戦前軍国主義の大義名分をつくったという歴史など知ったので、これは横目に断罪的に見なければならないと考えた。
また、丸山眞男などは、リベラリストとして戦前軍国主義に見る日本人の気質あるいはエートスといったものを、著作のなかで分析していること知った。
吉本隆明は行動する思想家、アカデミズムに籍を置いていたわけではなく、民間の思想家として、戦後もっとも影響力のある思想家であったということを知ることができた。
丸山眞男の『超国家主義の心理と構造』は読んでみたいと思い、amazonでそれが収録されている書籍を購入した。
新装版〕 現代政治の思想と行動
丸山 眞男
これから、視野を広げたいと考えている。
あと、雑誌『群像』に連載されている中沢新一の「レンマ学」なども。