<写真>沼津・千本浜・海・富士山・山襞・堤防・沖の町 | 空・色・祭(tko_wtnbの日記)
写真を撮ってきました。

今回は早朝、家から車で20分の沼津の千本浜に行きました。

現場で三脚を立て撮影する際は、あまり面白くなりそうなアングルが探せなかったので戸惑いましたが、レタッチの次元でなんとか面白くしようと思いいろいろ試してみました。

今回も色(快適に寄与する)の使用は最小限にとどめ、使う場合は形式(美)に従えるようにグラデーションにして落とし込んでいます。

レタッチの次元ではいろいろなことが自由にできてしまうので、その分、意志を持って、レタッチをしなければなりません。

今回は、行き当たりばったりになってしまったものも多いので尚そう思いました。

以下四枚アップロードします。

堤防

これは千本浜の砂浜に降り立った際、沖の方に霞掛かった山が眺望されたので撮影しました。

一体、山脈や山襞とはなんだろうというと思い巡らすと、それは遠方に眺望されるものであり、木々の雑多な質感が消滅し、あたかも更に遠方の空へと霞んで消えてしまいそうなものです。

それは鮮明に捕捉されていた事物が、その現実味を失って、捉えがたい曖昧な雰囲気へと風貌を変えたような、詩的な風情を感じます。

言わば、遠く退いた山々は風情があり美しいと主張したいです。
釣り

これは、釣りをしていた人がいましたので、そちらを堤防を背景に撮影しました。

風景を撮影した写真であり人物が特定されぬシルエットとなってますので、肖像権の侵害にはあたりません。

人物が仄かに赤くなっているには、自分自身の意志の投影の結果です。

富士山

こちらは、千本浜から望める富士山です。

黄金を入れています。

黄金に輝くものが神々しいという印象は、経験的なものですが、おそらく金が貴重なものとして扱われてきたように、古今東西どの文化でもそう思われているのではないかと考えています。

沖

最後の写真も早朝に撮影したものですが、レタッチの次元で、夕闇の頃に撮影したかのような写真になりました。

沖の方に望める集落のような建物郡を望遠で撮影しました。

こちらは、青と赤の色を入れていますが、形式に従えるようにその二色をグラデーションにして入れました。

向こう側の集落が鈍い赤に染まっています。

以上が今回撮影し編集した写真です。

これらの写真を踏まえて、いろいろ必要な機材や、撮影時に心がけなければならないことなど浮かびましたので、今後それらも改善したいと考えています。

尚、今回撮影した写真は以前の記事で述べたコンセプトとはいささか趣旨が違いますが、いろいろ表現を試して、表現の幅を広げていきたいと思い、こうした編集をしました。