水虫ちゃんバイバイ。水虫ちゃんと友達になって25年くらいたったかな。今は水虫ちゃんにさよならしてからもう9年くらいになるな。だってぼくは水虫ちゃんきらいなんだ。足のゆびとゆびのあいだがとてもかゆくなるんだもん。夏なんてゆびの皮がむけていると人に見られると、とてもはずかしんだもん。いろいろとくすりをつけてみたけど、水虫ちゃんがさよならしないんだ。中国にいいくすりがあるというので、わざわざ中国までいって買ってきてつけてみたけど皮がむけるだけでだめだったな。あるとき40年つとめた会社を定年する1年くらい前かな。仕事をさぼって昼間サウナにいったよ。とても気持ちよかったな。なにげなくサウナから出て足をみると水虫ちゃんが少なくなっていたのでおどろいたよ。そのとき頭にひらめいたのが、「もしかして水虫ちゃんは『かんそう』か、それとも『ねつ』によわいのかな」とおもった。「そうだこれから毎日おふろあがったらドライヤーでゆびのあいだをかんそうさせてみよう」。それがみごと的中したのか。毎日おふろでゆびのあいだをよくあらい。おふろあがってからドライヤーでゆびのあいだをかんそうさせつづけた。すると1ケ月くらいしたら水虫ちゃんがすくなくなてきた。3ケ月くらいしたらまったくゆびのあいだからにげていってしまった。水虫のくすりを毎日つけていたぼくはバカだったなー。でも水虫ちゃんとともだちだったころをおもいだすなー。とてもなつかしいな。水虫ちゃんは「白癬菌」というらしいが、これはどこにでもいて、にんげんのゆびのあいだや股間がとても好きらしくてすぐについてくるから、水虫ちゃんがいなくなても、ぼくはおふろあがってから毎日ドライヤーでゆびのあいだをかわかしているんだ。いまはだれに足をみられてもはずかしくないよ。だって足に水虫ちゃんがいないんだもん。[たかのゆういち]