石その石はただの石っころだと 何の魔法の石でもないと わかっていたら拾わなかったかい? キミのポケットにはいっていた 有象無象のいろんなものの中に きらりと光ったそれは石だ。 でも宝石の原石でも 魔法の秘石でもなかった ただの石だ。 キミの重たいポケットの中で輝きが 増していったとき キミは何かの野心をもった それは何かを推し進めるチカラをもち 人の希望を支えるものだ しかしまた 執着をうみ欲望をからませるものでもある 執着を捨てろ! 目を覚ませ!
犯した罪私の中の重たい荷物を なめし皮に包まれた重たい荷物を ここにおいていけたらどんなにいいか もしかしたらもう2度と 目覚めないかと思い 眠れない日々 夜更けに眼が覚め ああまだ生きていたと 安堵しながらまた 眠るのがこわい 罪は罪だ 罰は罰だ 包みの中にあるものを 安アパートの階段の カンカン誰かの足音が響くたび ぶちまけてしまいたくなる いつかくる 死神にこの荷物を その鎌で切り裂いてもらって それから私を連れて行ってくれ 常世の闇へ
信頼家族が家にいるのを 感じながら 外出しているときが一番幸せである と感じたのはいつからだったか 家に帰ればいろいろもめる 夫婦げんか 親子げんか きょうだいげんか でも大事な家族 その家族が家にいる もしくはそれぞれ外出している でもいつかは 必ず 家に帰ってくる それぞれの外の顔を振り捨てて それを素朴に 信じて 自分も寄り道しながら 遅くなって 家に帰る よっぱらったりしながら そう疑わない その瞬間が 一番 しあわせだ