幕が上がって以来、何かと話題だった← 雪組ネモを観て来ました。
まだ公演残ってるので、ネタバレ込みなのでこちらに。あと、あけすけな感想はTwitterには上げられないww
あまりにも色々含み過ぎて、興奮して友人に長い感想送り付けた記録を…笑


・・・

ネモ観に来たんですがね。色々すごかったよ。笑
邪馬台国みたいに「おいwww」って草生えた笑いが出来ず「お…おぉぅ…」ってちょっと引いてしまった…。
そこはかとない恐怖感を煽られるんですよ。何度も鳥肌立っちゃった。
観劇前に散々「宗教」「集団カルト」「教祖」「洗脳」「邪馬台国」等々聞いてたけど、全部その通りでした!!←どういうことや!
後ろのマダムが「新手の新興宗教みたいだったわねぇ…」って。うん、ほんと。


夫を殺されたロシアの女(間接的に殺してはいる)を鎮めるために、あえて腹をナイフで刺され、瀕死の状態で「夫の愛を受け入れろ。生きろ。お前ももう家族だ」みたいに話すシーンが一番怖かった。これ一幕最後っすよ。
物語の〆は潜水艦ごと海底火山に突っ込み自爆するんだけど、海底火山に突っ込みつつある光景で幕が降り、爆発?の音と共に拍手を…え?これ拍手していいの??皆死んだね?って、脚本出来では無くて、話の流れとして疑問に思いつつ拍手し、フィナーレの格好良さで息を吹き返し、やっと拍手に気持ちを込める事が出来ました←

突っ込みまくりで面白いっちゃ面白いけど。すぐ改心する黒幕ひとことか。潜水艦の中のやたら小さいパイプオルガンとか。そこに咲ちゃんがちょこんと座って弾いてるから可愛くて面白くて。笑
(というか弾いてるのが「別れの曲」で、それちぎみゆのラストデュエダンの曲ー!ネモでも良い話に関連付けて使ってるけど、ちぎみゆ思い出してごちゃ混ぜのイメージになるからヤメてー!って感じに。)


船長の泰然とした態度と美しすぎるビジュアルが教祖感に拍車をかけてる気がする。咲ちゃん目がもともと無機質なところがあるから、それも魅力なんだけど、今回の孤高の指導者を演ると一気に教祖感が出るのね…と。
ヒロイン(彩みちるちゃん)との愛のやり取りがよく分からなかったよ。歌詞がなければあの二人には何もない。
というか、10年ぶりに会った娘の幸せを守るため、海底火山に突っ込み自爆しに潜水艦に乗ったら娘がまさか隠れて乗ってて、久々に会った自分を置いて行くなんてと詰め寄られ抱擁したけど、娘の目的は船長と最後まで一緒に居るためだったと目の前で発覚した父親の切なさ…。
そんなにネモの事愛してたの?!一曲、瞳を交わして歌っただけでずいぶん愛が育まれたね!?
瞳を交わすだけでそんなに愛が育まれるなら、船長は島の女全員と結ばれてるよ?!「瞳を交わすと心が分かる、もう皆家族だ」みたいな曲歌いながら、めっちゃねっとりほぼ全員と瞳を交わして歌ってたからさ。(島の女全員船長の女感すごいけどね!)
しばらく「瞳を交わす」は何かしらの意味が含まれた言葉として扱われそうです。←
えぇ、もはや隠語ですよね。
船員とも瞳を交わしてましたが、島の女と瞳を交わすのはほぼ性的な意味合いが含まれていました。←
もしくは、瞳を交わすことによって船長の目から何かしらが出て相手を洗脳…。そして手からも何かしらが出てひとこさんを洗脳し味方に取り込む、という超人的な行為をされてましたネモ船長。


これはトンチキでは無かった。駄作でもない。問題作だ。っていう呟きが腑に落ちました…


最後の決戦が無かったことに関しては、ネモも邪馬台国も同様のしょんぼり感です。
せっかくの潜水艦なのに!最新の設備なのに!世界最高峰の物理学者やら科学者達なのに自爆という非合理を取るのか!ロシア艦隊と戦わずに自爆かよ!

あと。船長!って言ってザッと跪坐く船員達(科学者)に、狗奴国みを感じた。忠義だ。
しかし船員達も少々だけど、マトカの人達には狂気を感じたのはなんでだろう…瞳を交わすのが駄目だったのかな…盲信的な眼だったんだよね…

なんか、ポロポロ考えてしまう辺りは邪馬台国みがとてもあります。
とても邪馬台国ロスには効きそう。
「邪馬台国が終わって、ネモが始まった」←


「奇跡だ!奇跡だー!」の代わりに「マトカ!マトカ!(島の名前)家族!家族!」みたいな曲はあるよ!← これもなんか宗教じみてた
常にそこはかとない恐怖心を掻き立てられる演出だったよ。

これ、稽古始まった時まだ台本仕上がって無かったらしい。どうしてこうなった。笑


モールス信号を子供達がそれと知らずに習ってたけど、そろそろモールス信号の曲が出来そうな雰囲気だった。
そしてモールス信号ほぼ使われることは無かった。笑 なくても問題なさそう。

そう、無機質な眼の咲ちゃんが泰然とした精神が非常に安定した人を演じてたので、余計に変な感じだったんだよね…。彼はほぼ焦ったり恋に焦がれたりしなかった。熱い信念のある人だけど、一瞬恋に戸惑っただけ。
もうちょい精神に起伏のある人を書いてあげたら良かったのに。もしくはもっと島民との普通の交流も書いてくれたら良かったのに…と。


曲はね、ザ・昔のタカラヅカ感溢れる脚本に合わせてかは分からないけど、一昔前だった。笑
潜水艦の戦隊物感溢れる曲とか、効果音的に導入する曲とか。同じ曲を、歌詞を変え編曲を変えして歌ったりとか。これは良いと思うけど。
あと、ネモの劇中歌で、何かの曲にとても似たフレーズの曲があったんだけど、なんだったかなぁ…。何かの舞台の曲だったと思うんだけど。
別れの曲でなくて。思い出せない…

あと、ポーランド出身の船長に合わせて、ポーランド出身の作曲家の曲もBGMで使われてたらしい。別れの曲もそれ。
しかし、パイプオルガンを弾くBGM担当ネモ船長は可愛かったです。←
話の内容に合わせて曲を変え、音量を変え…出来る人だわ…←


谷先生の脚本の波ってなかなかあるけど、皆死んで終わる系はだいたいこれはあかんってやつ。
そして〜ネモは〜、潜水艦の乗組員全員自爆するやつです!皆殺しの谷です!あかんやつです!

あとこの話に救いキャラがいないよね。この人は絶対死なない、みたいな。島民は生き残ってるけど。
みつるが救いかと思いきや、すぐに島に馴染んだし、あーさはこれからネモ船長の代わりに島をまとめます。
ひとこは別箱あるあるの絶対殺すマン発動してるし。すぐ改心するけど。


…海底二万里ってこんな話しだっけ??という気になるキャプテンネモでしたぁ!

いゃあ〜〜ある意味とっても面白かった。
珍作も楽しめる人にはぜひ観ていただきたい。笑