ACTシアターにてグランドホテル観て来ました。
REDチームを。
普段Twitterに感想流してるんですが、激しくネタバレな結末を書いた友人への感想を、こちらに忘備録として。



厚みのある圧倒的歌唱力で物語がぐいぐい進められて、ある種の恍惚感を覚えました…。耳が、幸せすぎる。人力でぐるぐる回るセットが、人生を自力で回していく人間に重なるのかな、と。
あまりの緊張感ある舞台に震えながら観てたよね。心臓が痛かった。笑
ほんのり暖かく、少しは救いのある結末で良かった。

緑チームはもっと暗いのかな?
安寿さんのグルシンスカヤ観たかった…安寿さんのお付きの樹里さんも観たかった…

伊礼さんは身分が高くて魅力的でお金の無い役が本当に似合う…


どうやらRedとGreenチームで結末が違うようです。

私は赤を観たんだけど、男爵はタイピストを助ける所で社長に殺され、借金とは見事におさらば。
グルシンスカヤは、秘書が男爵の死をグルシンスカヤのために必死に隠してる姿に感づきながらも、知らないふりして、そっと秘書の腕をとって一緒に次の公演地へ。
社長のおっさんは流石に監獄へ行き、オットーとタイピスト(妊娠中)はパリへ行く事になりました。妊娠を告げた時、余命幾ばくかのオットーが「それは素晴らしい…!僕、産まれたての赤ん坊って見た事ないんだ!」って。ホテルマンの子供は無事に産まれ、生と死が鮮明に印象付けられました。

両方出演してるキャストによると、ミーマイとミスサイゴンぐらい違うって事なので笑、赤がミーマイなのかな?と。面白かった〜
救いのないであろう方の安寿グルシンスカヤが観たかったわ…

草刈民代さんが赤チームだったから、それは良かった。救いの無い方が草刈さんならよけいにシュールで苦しかったはず…。

赤チームのグルシンスカヤも、死には気付いていないと思うんだけど、秘書の何度目かの「男爵はきっと駅でお待ちになってるんですよ!」
グ「…そうね、あの人、そんな事言ってたわ。忘れてた。私に言ってたわよね?」
秘書「…そう、仰ってました」
グ「あの人、駅で赤い薔薇を持って待ってるって言ってたわ」と。
そして秘書の腕をそっと取るの。
そして死んだ男爵が赤い薔薇の花束持って静かにゆっくり歩く。
その上におびただしい量の赤い花びらを巻くキャスト達。
そして最後に、怯えながらも惹かれる目をした男爵と妖艶に微笑み誘う死(湖月さん)のタンゴにゾクゾクした…

あととにかく湖月さんが美脚な。死の衣装とメイクが良くお似合いで…
ずっと無表情で、最後の伊礼さんとのタンゴだけすごい笑顔だったのがゾクゾクする。
いやぁ、面白かった!


友「本当に救いがなさすぎて観終わってから「なんて作品だ!!」って若き私は気持ちのやり場に困った記憶がある。笑」


これ緑チームが救いのない方なら、私も同じ感想だったと思う。途中まで辛くて辛くて震えてたわ。笑

トム・サザーランドの新演出って事だから、多分10年前のと全然違うんだと思う。
死の役は台詞も一つだし、多分演出家が作った役かな。

キャストは緑が良かったけど、心の傷的には赤で良かった…笑
2バージョンで結末が違うのをもっと宣伝すれば良かったのに!面白かったのに空席が目立ってた。