自民党・・・派閥の崩壊 | 今今と今という間に今ぞ無く 今という間に今ぞ過ぎ行く by道歌

自民党・・・派閥の崩壊

最近亀井静香の派閥会長辞任を初めとして


自民党における派閥の影響力の低下が取りざたされています


これは小選挙区制の導入により、各選挙区に各政党から一人の


公認候補と言う形が定着したため選挙は政党の戦いになり


必然的にその政党のトップ、すなわち党首のイメージが勝敗を


大きく左右するようになったことに端を発するようです


また、無所属、つまり党の公認を得られないことは非常に不利であることから


公認権を持つ党の影響力が増したことも拍車をかけています


ここで、党首のイメージというのはとりもなおさず世論のことですので


政治に世論が大きく影響を及ぼすことになったといえます


一昔前のように世論を無視した強行的な政治では昨今の最大勢力である


無党派層の支持を集められず結局選挙に敗北してしまうからです


さて、以上のように政治に世論が反映されるようになったことはわかりましたが


このことを手放しに喜んでいていいのでしょうか?


少し考えてみると実は世論の形成という非常に重要な要素を


マスコミの報道が大部分を担っていることが大きな危険を持つことがわかります


つまり、マスコミが恣意的に世論を形成した場合、政治ではなく


マスコミが社会の形を形作ることになるのです・・・・


例えば放送業界に有利なようになる情報しか報道しないということが


起こったとすれば、何も知らない国民はそれこそが真実だと思ってしまいます


また、現代において第二次大戦を引き起こした全体主義的な動きが起こった時


一気に国は間違った方向へと走り出すことになります


世論は怪物であり、一度動き出すと歯止めがききません


国民の世論が政治に反映されるという喜ばしいことの裏で、一歩間違えば


非常に危険な状況を生み出す諸刃の刃であることも認識しなければなりません


そのことをわかった上で私たちはできる限り多くの情報を手に入れていくことで


自分たちの意思をしっかりと政治に反映していかなければなりませんね


そのためにも投票には必ず行く必要があるでしょう


もう少しで日本のこれからを占う大事な国政選挙があります


選挙にでかけて日本を良くしましょう