抗生物質が効かなくなる!?
皆さんは抗生物質と言うものの存在はご存知ですよね?
風邪引いたりするともらえるあの薬です
でも、抗生物質を作っているのが微生物だって知ってました?
もう人間の生活には欠かせない薬を作っているのは微生物なのです
なぜ微生物が抗生物質なんか作るかと言うことを考えるには
抗生物質の働きについて考えてみるのが手っ取り早いです
簡単に言うと抗生物質の働きは他の微生物の成長を阻害することです
1900年代前半に発見された物質で初めは青カビの周りに
他の微生物が発生していないことから見つかったらしいです
では、抗生物質がなぜ微生物の成長を阻害できるかと言うと
微生物特有の細胞壁の生成を阻害することができるからです
しかもこの細胞壁は人間にはもちろんありませんし植物にも無いので
抗生物質は人間や植物には無毒です
まさに理想の薬と言えますね
しかし、抗生物質にも問題はあります
それがタイトルでも書いたとおり抗生物質が効かない病原菌の存在です
抗生物質を使いすぎるとそれに耐性ができてしまいます
現在、一番古くから使われてきた抗生物質である第一世代と言われる
エリスロマイシンやカナマイシンは結核、肺炎にそれぞれほとんど効きません
そしていま主流の第三世代と言われる抗生物質でさえまったく効かない
病原菌がすごい速さで増えています
その上危機感を持たなければならないのは地球温暖化によって
日本の関東地方までが将来亜熱帯化し、マラリア原虫を保有する
マラリア蚊が上陸する可能性が非常に高まっています
マラリアはアミノ酸の一種であるトリプトファンから生成される
インドール化合物を原料とするアルカロイドであるキニーネと言う薬が
特効薬とされていましたがいまでは効かない種が多くなっています
このまま行くと日本でも非常に被害が大きくなることが予想されます
また、本当に第三世代の抗生物質がまったく効かない病原菌が
多くなってしまった場合、風邪をこじらせて死亡する人が
百年前と同じ常況になりかねません
現在薬学の進歩が待たれていますが、むやみやたらに
抗生物質を投与しすぎるのも考えものだと言うことを理解しておくべきです
患者側もそういった知識を持って薬の使用を考えたほうがいいかもしれませんね
ちなみに抗生物質は微生物には効きますがvirusには効きません
virusはDNA→RNAの転写の構造の逆つまりRNA→DNAの逆転写を行う
もので、この逆転写の過程でコピーエラーが生じることにより人間に害をなします
風邪のvirusを撃退する薬を作ったらノーベル賞と言われるのは
こういったように抗生物質では対抗できないからなのです
医療や薬学の世界も大変ですね・・・・
と、中途半端な知識で書いてしまったんで薬学部の仲間にダメだしくらいそうです・・・・