NPT無残に散る・・・・
核拡散防止条約(NPT)再検討会議がまったく結果を出せずに閉会しました
核疑惑を持たれるイランが平和的な用途に限って原子力開発を進める
と譲らなかったこととエジプトが既保有国が核軍縮を行わないのに
非保有国の核使用用途を制限するのは不当だとアメリカに迫ったことによるようです
確かにアメリカは最近では小型の核弾道の開発を進めていて
核軍縮に対しては正統な取り組みをしているとは言えない常況です
その上、イランや北朝鮮を脅威と認定し、非難をする決議を求めたので
非保有国から横暴すぎるとの意見が出たのです
このことがNPTの更なる形骸化を招くのは必至です・・・
そもそも、核保有国とされる国にだけ保有を許し、非保有国には原子力開発の
制限を加えるといったダブルスタンダードを取っている時点で
おかしな話ですが、さらにおかしいのはNPTに加盟してないない
インド、パキスタン、イスラエルなどの国の核保有に対して力を発揮できない
トリプルスタンダードになってしまっているのです
これではNPTの求心力低下は避けられません
これからは平和的な核技術の使用が必要不可欠であるのに、今のよう
自国優先の姿勢を各国が貫けばいつまで経っても核の脅威は消えません
人類として何が大事なのかをNPTがしっかり示すことができなければ
何のための会議なのかわかりませんね
まずは核保有国である国々が明確な核軍縮の動きを見せることが
最低限必要であり、また、疑惑を持たれている国は疑惑を晴らす努力を
しなければなりません
日本は唯一の直接核の脅威にさらされた国ですし、強力にリーダーシップを
発揮しなければいけませんね
このことは今の日本の存在価値のひとつであるはずです