年金一元化と財政 | 今今と今という間に今ぞ無く 今という間に今ぞ過ぎ行く by道歌

年金一元化と財政

最近政治の世界では相変わらず郵政民営化でもめていますが

 

年金一元化問題についても動き出しているようです

 

年金一元化というのは「国民年金」「厚生年金」「共済年金」

 

この三つないし二つを一本にまとめようという考えです

 

具体的には自民党が主張する「厚生年金」「共済年金」の一本化と

 

民主党の主張する三つすべての一元化の二つが有力な候補でしょう

 

一応共産党などは一本化すべきではないと言ってますが少数派です

 

まず、自民党案ですが、なぜ国民年金が入らないか?というと

 

国民年金は自営業の方などが加入する年金なため年金負担に関する

 

所得の把握が難しいという現実があります(自己申告なため) 

 

国民年金まで一元化すれば、負担という面から不公平が生じるのではないか?というのです

 

まぁ自民党も最終的にはすべての一元化を目指すと言うことなのですが

 

とりあえず、二つを統合するのが現実的だと主張しています

 

これに対し、民主党では二つを一元化すれば国民年金まで含めた一元化は

 

当面見送られることになり将来にわたって改革が中途半端になるのではないか?

 

という懸念があるので納得できないとしています

 

民主党案の主張はこうです 

 

一括で一元化し、所得把握の難しい自営業者対策として国民基礎年金番号制をとり、

 

所得把握に役立てればなんとかなる

 

つまり、番号制にすることで未納者の把握や年収の把握のチェックがしやすくなるというのです

 

ただ、これには個人情報の問題なども絡んでくるので一概に良いとはいえませんし

 

効果のほども未知数ですので反対意見も多いです

 

また、民主党案で画期的なのは年金財源の見直しです

 

つまり、使用目的を年金に限った税金の設立です 具体的には年金消費税をあげています

 

ただこれは国民からの同意が得られるかが疑問視されるためあまり

 

現実的ではないかもしれません

 

もっとも、自民党内にも年金財源については増税などを検討するしかないという論調があり

 

形は違えど増税は避けられない様相です

 

この増税論に対して社民党などから反対意見が噴出していて与党対野党と言うよりも

 

野党内でも意見が割れている状況です

 

自民党としては前回選挙で年金問題を攻められ民主党にやられたという苦い経験から、政局として

 

増税論の土俵に民主を乗せたいようです

 

 

この議論に対し、個人的には目的を限った消費税という議論は国民の反応を度外視すれば

 

財源として考えたとき、一番現実的に資金が集まるかもしれないと思っています

 

しかし、消費税には逆累進制の問題がありますのでその辺が懸念されます

 

また、消費税には直接的に消費性向を下落させる性質がありますから景気に与える影響が

 

大きいことも問題でしょう

 

社会保障費が増大し、税収が落ち込み、国債残高は増える一方・・・・

 

遅かれ早かれより大幅な増税が待ち受けていることは確実なようです・・・・

 

内閣府の出しているこれからの展望でも消費税率を二桁の大台に乗せても

 

2010年までにプライマリーバランスの持ち直し(要するに基礎的な歳出より税収の方が多いこと)

 

は、ぎりぎりといった感じですので先行きはまだまだ混迷を極めそうです