捨て子ボックス
ドイツでは捨て子ボックスなるものが存在するらしいです
捨て子ボックスというのは子供を育てることができなくなった母親が
匿名で子供を捨てることのできるボックスのことでドイツでは公認されているようです
もちろん捨てられた子供は一定期間以内に母親が引き取りに現れない場合は
里親が捜されることになりますが、この事実に対し倫理的にも
気持ちよく感じる人はいないでしょう
このボックスの背景には毎年40を超える子供の遺棄事件の存在があるとのことです
子供からすれば殺されるならば、母親からすれば殺人を犯すくらいならば
捨て子ボックスで里親を捜す方が望ましいというのですが、これは一種のモラルハザードを
引き起こす可能性があると思われます
つまり、公式に子供を捨てられるのだったら子供を設けることに対し、責任が激減します
そうなれば気楽に子供を作り、ダメだったら捨てるといったことが起こらないとも限りません
さらに、里親が見つかるうちは制度も成り立ちますが数が多くなり、
それすら難しくなったときには里親のいない子供はどうするのでしょう?
このようなボックスの存在は子供の人間としての存在そのものに非常に影響を与えます
どうも納得のいかないこのボックスですが、ドイツ国内でもやはり論争が起こっています
詳しくはhttp://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/eth/OJ2-1/sakamoto.htmで論じられていますが
自分はこのボックスの存在は現代社会の矛盾の一つの表れだと思います
少子化が騒がれていますが、子供の直面する状況はよくない方向にゆっくりと向かっている
ことは間違いありません 今のうちにもっと皆が考えていかなければとんでもない
ことになりそうで恐ろしいです・・・・