環境問題~政治と科学~
この話題、自分にとっては公務員試験でのネタとしてだけでなく
大学での卒検のテーマにしようかという考えがあり、非常に関心があります
ここでは政治的なネタと卒検的なネタを取り上げ両面の比較をしてみようと思います
環境問題を政治的な側面から見ると
1,京都議定書からポスト議定書へ
2,環境税導入問題
この二本柱が重要な争点になると思います
まず、京都議定書ですがホスト国であった日本が数値目標をまとめるために
日本にとっては不利な数値でも受け入れざるを得なかったという事情があるように
この目標を達成することはかなり困難です
しかし、この目標を達成しなければポスト議定書といわれるこれからの世界の環境問題への
発言力低下につながるだけでなく日本の信用にも関わってきます
そういった意味からもこの目標はなんとしても達成しなければなりません
そこで2の環境税導入についての議論になります
環境税とは具体的にいえば環境に負担のかかる活動に対し税金をかけることで
活動を抑制し、税収を環境対策費として用いようというものです
これは一見非常によい案に見えますが、増税ですので経済活動を妨げる要因になりかねません
一般論としては経済産業省の主張する
「増税ありきではなく歳出削減を徹底すべき」
「実際の効果が不明瞭」
「産業の空洞化をより促進しかねない上、海外で産業が環境汚染すれば地球的規模で見たときにはマイナスになる」
「既存の税の使い道の再検討」
という意見と
環境省の言う
「このままでは削減目標達成は不可能」
「国民の意識に訴えるアナウンス効果も期待できる」
という意見があります
自分は、環境税導入は致し方ない部分があると考えていますが、
導入に当たって効果をしっかり検証し、どの程度の税を導入すべきか明確にすることと
税収の使い道をしっかり公開し、どの程度効果を上げているのかを常に監視すること
これが不可欠だと思います
つぎに、卒検ネタとしての側面ですが、人工光合成の開発研究がおもしろいと思っています
人工光合成というとなんだかまだまだ実用段階でなくて夢物語のようですが
大気中のCO2をせっせと分解するのではなく、工場や車の排ガスなどを分解して
排出すればそれなりに効果が上がるのではないか?と考えています
まだ三年生ということで研究段階に至ってないので実証的なデータは示せませんが、
来年、卒研配属されたらたまにネタとして取り上げていきたいと思います
さて冒頭で述べた、両側面の比較ですが、
科学者としての自分はやはり環境問題を政治的な側面から捕らえることに多少抵抗があります
というのも、人類共通の問題である環境問題を自国の利益に照らし合わせて削減目標に
参加しない国や、参加しても国内勢力に押されて思い切った対策を打ち出せない
現状があったりとあまりにも悠長な態度が目立ちます
世界的な枠組みでの対策に乗り出した点は評価できますが、まだまだ政治色が強く
嫌々だが空気に押されて仕方なく参加しているという雰囲気がぬぐえないのが残念です
科学の世界ではすでにグローバルな枠組みで研究がなされているにもかかわらず
政治面での現実的な取り組みはあまりにも消極的です
せっかく知恵のある人間なのですから、知恵のないナショナリズムを排し、
真の意味での環境対策を模索していきたいですね