伊藤ハム シアン化合物混入で商品自主回収 | 大学生が考えるリスクマネジメント -組織事故や日常を切る-

伊藤ハム シアン化合物混入で商品自主回収

今朝のニュースより。
伊藤ハムの製造工場の井戸水から、規定値を超えるシアン化物イオン及び塩化シアンが検出されたとして、製品混入を危惧し、約250万の商品の自主回収を発表した。(先週土曜にしていたらしい)

人体には影響ない、としている。らしい。



はたしてほんとか?

定められている規定値は1ℓあたり0.01mg以下だ。今回検出されたのは大体0.03mg。


ところで塩化シアンって?
以下、抜粋。
「塩化シアンは空気よりも重く発火しやすいため、科学兵器としても利点がある。・・・第一次戦争では・・・・。」


こえー・・・


「吸入ヒト中毒量:10mg/m³→催涙・網膜刺激」


よくわかんないけど、1ℓの水に1mg混入した状態で、金魚が6~8時間で死ぬらしい。


金魚殺すのに約33倍の濃度が必要ってことだから、その井戸水が洗浄とかに使われている程度なら大丈夫じゃないか?金魚<<<<ヒトでしょ。




まぁなにわともあれ問題は、最初の発表が検出発覚から1か月あとってところにある。

検査官が発見→工場長に報告→本部に報告(ここまで1日)
翌日緊急会議→発表予定と、回収にかかるコストを組む(ここまで1日)
マスメディアを通じて商品回収のお知らせとお詫び

3日あればできるんじゃないか?社長さん

検査官や工場長が報告しにくいってのはわかる。
規定値ちょっとオーバーしてるくらい秘密にしといた方がいいんじゃないか、って気持ちもわかる。

俺もまずいことあると隠す人間だからw


でも、食品に携わっているという責任を持って働いてくれなきゃ困るよまったく。


250万食回収のコストってどれくらいなんだろ?全部「作ったけど売らないもの」化するんだから単純に「平均単価×個数」で400円×250万=1000万くらい?運送は、配送から帰る空のトラック使えばいいしょ。たぶん。


ケーススタディって難しいね。