2021/8/24



16年間ずーっと一緒だったおーさんが旅立ちました。


私の半生は彼と生きるために努力してきたと言っても過言ではなくて


私の人生において全ての原動力で、不可欠な存在でした。





私の膝の上で看取ることができたし、


してあげたいことは全てしたはずだと自分に言い聞かせても


最期の時のことが目に焼き付いて離れず。




彼のおかげで私は確かに幸せだった。


素晴らしい日々をくれたし、


今あるモノはおーさん無しでは得られなかったものばかり。


おーさんと過ごした日々がなければ良かったなんてことは絶対にない。




ただ、


人間でもなかなか最期を看取ることが難しい中で、


おーさんの最期は3日間、24時間ずっとつきっきりで過ごせたし


最期の日は実家の両親もおーさんにお別れしに来てくれたし


きっとこれ以上ないくらい、理想的な最期だったんじゃないかって




頭では確かに解っているのに、


感情が、納得することを許さない。




普段は、「愛犬を亡くした私」はなんだか他人みたいな感じで


周りの心配をよそに、普通におーさんのことを話せているのだけど




おーさんがいるはずなのにいないことで日々感じる小さな違和感含め


気付かないフリをして過ごしてるからいつも通りに生活できてるだけで


ほんとは、ひとつひとつマトモに受け止める覚悟すらまだできてないんだと思う。




平気なフリをしていれば平気になるかもって思ってたけど




毎日のように寝る前や寝起きに涙が出るので


コンタクトレンズが最近入れづらくて


仕事がリモートなのをいいことにすっぴん続き。




おーさんのくれた日々は、


16年間ほぼずっと笑いに包まれていたことを忘れたくなくて


毎日写真や動画を見てるけど




なんでおーさんが隣にいないんだろうってやっぱり思ってて




ベッドに入れろって、布団を鼻でツンツンって


もう!自分で入ってよ〜!って言いながら布団めくってあげて


濡れた鼻が私の身体に触れて、冷た!!って




そんなやりとりが日常的すぎたから、


感情の行き場がない。