ブランディングがうまくいかない理由として多く見られるのが、固定観念やこれまでのやり方に固執していること。競合他社で売れているものを真似したり、商品の中身が伴わないのに流行っているトレンドに飛びついていては、うまくいきません。従業員を引っ張る強力なリーダーシップや正しい戦略、技術力のみに頼らない優位性をつくるといったことを実践しなければ、ブランディングは成功しないのです。 特に日本企業が陥りがちなのは、「よいモノを作れば、売れる」という技術力一辺倒な思い込み。もちろん「良い商品」や「良いサービス」をつくることは大前提ですが、その良さがお客様に伝わらなければ、単なる自己満足。残念ながら存在すら知ってもらえないのです(「伝える」と「伝わる」は違います)また、とりあえず売れるための「手法」や「ブランドっぽいかっこよさ」など、小手先の見せ方ばかりを先につくって取り繕ろう行為は、諸悪の根源といっても過言ではありません。まず自社を見つめ直して、きちんと棚卸しをした後に、独自のブランド価値を見つけることからブランディングは始まります。立派なビルディングも、基礎工事をしっかりしないとひとたび地震があれば倒れてしまいますが、そうしたことと同じなのです。


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