マーケティングとブランディングはよく混同されて使われることが多いのですが、両者の意味は似て非なるものです。人に例えるとマーケティングは、自分が他者に対して「私はかっこいいですよ」と自らの魅力を語ること。それに対してブランディングは、他者が自分に対して「あなたはかっこいいと思います」と好きになってくれることを意味します。つまり、関係性が全く異なり、マーケティングがお客様に対して「商品を売るための戦略」であることに対して、ブランディングは、「お客様が抱くイメージを高め、差別化を図る戦略」なのです。例えば、お菓子のメーカーが商品を売るために、大手メーカーの商品の消費傾向や市場のトレンドを分析し、売れる仕組みをつくるのがマーケティング。ブランディングは、その商品や企業の強みや弱み、独自性などを分析して「ブランド価値」を発見し、その分析を基にお菓子市場における競争優位性を獲得することを目的として、競合他社にはないアイデアづくりやイベントの開催などの施策を講じます。ブランドはお客様の心の中にイメージとして徐々に蓄積していくものなので、どのようにして理想的な(自社が目指す姿の)イメージをお客様にもっていただくか、がブランディングの大切なポイント。商品だけなく、その企業そのものをお客様が「好き」と思ってくれるように、ブランドとお客様の間で生まれる「つながり」を持つことも「ブランド価値」になっていきます。



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