こんにちは。
高松です。
就活生事情を記載していきます。
第1弾として、【今の学生たち】という認識で記載します。
私は8年間約2万人の支援をしてきました。
その中で、大きく三つに分かれていると思います。
様々なご意見もあると思いますが、実話です。
①ほっといても自ら吸収してやっていく
②どれが正解かを探し、それに己を当て込んでいこうとする
③自らの過去の処理ができずに苦しむ
①の学生に関して、ヒヤリング、向き合っていくと、
まず何より、親御さんがしっかりと厳しく、優しく育てられている方が多いです。
基本親からもリスペクトもされていて、本人の中で自尊心を持っている。
だからこそ、過去の歴史や先人、そして出会いに感謝している方が多いです。
頭が優秀というより、人として優秀という方々と思います。
②の学生は基本高学歴の方に多く、己の主張をせず、求められていることに対して、正解探しをし、それをやればいいんだというスタンス、そして正解が見えないと動かない、いや動けないという受け身なのか、主体的なのかわからない中途半端さが見受けられます。
基本、周りのことというより自分が失敗したくない、恥ずかしくなりたくない、その場をやりくりすれば、的な自己中心的な考え方で、ここがもっとも多くいる層だと思います。
現によく使う言葉に【そんなことして意味あるの?】という二元論によりがちで、目先が満たされることを主としている方が多いです。
【木を見て森を見ず】という状態です。
③の学生は一人で抱える、言ってはならない出来事と隠し続ける、要は周りに説いてくれる人が、向き合ってくれる人がいないと思い込み、ずっとそれに苛まれる傾向にある方です。ここが近年増えております。
例えば、こんな男子学生がいました。
小学校4年生の担任にいじめられて、クラス中がいじめをしてこられた。その学生は中学校まで続き、殴られる、けられるがあろうが、ずっと心の中で【俺は岩だ!岩だ!岩だ!】と念仏のように唱えていた。
岩とは、けられても、殴られても痛くないからだそうです。
だから私は、岩なんですと心を開いて教えてくれました。
私から、誰も助けてくれなかったのかと聞きましたら、周りはさることながら親にも言わないようにしていた。と言っていました。
また、こんな女子学生がいました。
有名女子大の学生でしたが、
高校2年生の時に、
母親から【あなたは生まれてくる予定ではなかった子なの!】と言われ、5年間ずっと私は生きていてはいけない人、家にいれない、でもいくところもない、死ぬべきか、どうするべきか、、、
その女子学生は表情は明るく見えるのに、目がさみしそうな眼をしていたのが気になるきっかけでした。
人の悪気があるのかないのかわからない言動により、
本人の心の中に最悪の負を背負う事になる。
そういった方が、特に近年増えています。
当然、そのような心ですから、就活も苦労する。
でもこ方々は見た目は至って普通で、就活が決まらないわけがないという人に見えます。
だから周りは期待をしてしまう。
逆にそれがプレッシャーになり、決まらない。
そこに拍車をかけるように、何のために高い学費払って大学活かせたと思っているんだと言われる。
火に油を注ぐようなものである。
そういった方々が我々のところに来て、支援を求めてくる。
両者とも私は正面から向き合い、捉え方、解消の仕方、実際にどのように行動するかを一緒に考え、はっきりと伝え、
解決してきました。
二人とも、すっきりして、就活もすぐ決まり、今は社会で元気に仕事しています。
このような学生さんたちが多いにも関わらず、
大学で就活ガイダンスが行われ、ひっくるめて【やりたいこと探しなさい、いろいろ見なさい】などと言われ、悩み、苦しむ学生が毎年多いのが現状であるということをもっと知らないといけないと思います。
もちろん様々なことを考え、カウンセラーを用意したりして、行動している大学も多い。
カウンセラーははっきりと責任をもって解決している人はいるのだろうか?
少数ではないでしょうか?
しかし、支援という言葉を使うならば、
それ以上に一人ひとりの学生を、
見た目で判断、学で判断するのではなく、きちんと中身を見ていく、
聞いてく、そして解決策を教えてあげる、
要は大人になる上でのあり方を教えていく、
それが大事だと思います。
現状をもっと知り、支援するものとしての責任を持つべきだと思います。
①の学生は大丈夫です。
問題は②、③なんです。
そこを理解して向き合い、捉え方を教えてあげることが必要な時代なのだと認識してもらえれば幸いと思います。