「座ること」の大切さについて | masamasaのブログ

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リハビリのこと、庭のこと、コペンのこと

若い患者さんとの会話で、こんなことがありました。

私:「筋力はだいぶついてきましたね。あとは持久力ですかね」
患者さん:「すぐに疲れるので、持久力をつけたいです」
私:「リハビリ以外の時間は何をしていますか?」
患者さん:「だいたい寝てます」
私:「起きていると疲れますか?」
患者さん:「はい。だから寝てしまうんです。体力がつく運動を教えてほしい。」

この患者さんには、「短時間運動をしてそれ以外は寝ているなら、日中寝ないで座っているだけの方が疲れにくい身体が作れる」ことをお伝えしました。私の説明では半信半疑のようでしたので、この話を作業療法士・看護師にもお伝えし、説明して頂くようにしました。

「体力をつける」というと、特別な運動をすることをイメージしがちです。確かにスポーツや特殊な仕事などに必要な体力をつけるためには、特別な運動が必要です。

しかし、この方が「すぐ疲れる」のは日常生活を送る上で疲れてしまうということなので、それに見合った対策が必要です。この場合、特別な運動は必要ないばかりでなく、逆効果です。

日中疲れて起きていられない方が持久力を付ける運動をすれば、余計に疲れてしまいます。臥床する時間も増えてしまうかもしれません。そうなることが生活サイクルを乱し、いつまでたっても起きていられる体力はつきません。

徐々に起きていられる時間を長くするためにどうすべきか。生活サイクルを調整する専門家である作業療法士や看護師に相談しながら、理学療法士として何ができるかを模索していきたいと考えています。