移乗の介助方法 | masamasaのブログ

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ベッドから車椅子,車椅子から便座などに乗り移ることを移乗動作と言います。
入院患者様で移乗動作に介助が必要な方はかなり多いです。
移乗に介助が必要となる場合,その人の状態によって楽な介助方法はかなり異なってきます。
身体的な問題(突っ張ってしまう,脱力してしまう)や精神的な問題(ボーっとしている,異常に恐がる)を加味しながら,介助する側,される側の双方が楽に行える方法を探していきます。
先日病棟の看護師さんと相談して決めた介助方法を紹介します。

患者様の特徴:①筋力はそこそこある(自分の体重を支えられる)のに…
          ②身体を動かされることを非常に恐がって…
          ③介助しようとするとベッドや車椅子にしがみついてしまい…
          ④脚にも力が入らず,しゃがみこんでしまう。
          ⑤その上,とても大きく重く,がっちりした体格!
この方は,立つということが認知できず,動かされるのがとても恐いようでした。介助者に身体を預けて安心してもらってからだと自分の力で立ち上がれるようでしたので,以下のような方法で介助してみました。(実際は写真のようにはいかず,④の「肩にもたれ掛けさせる」の場面で患者様の脇に介助者がもぐり込んで介助者の背中にもたれ掛けさせました。)
①片手を介助者の腰に回させる

②その方向に引き寄せる
③介助者の膝で被介助者の膝を挟み込む

④介助者の肩に持たれ掛けさせる
ダランと寄りかかってくるのを確認する


⑤殿部(大腿骨の付け根と坐骨に触れる位置)を持つ
⑥膝で支えながら被介助者が前傾するようにして殿部を浮かす

⑦脚を軸にして回転するように向きを変える

⑧ゆっくり座面に降ろす


この介助方法で非常に大切なのは,「身体を預けてくれたか」の確認と,「完全に立たせずに脚を軸にして回転させる」ことでしょうか。
いずれにしても,介助方法は患者様の状態の変化に合わせて日々変化していくものですので,これからも定期的に看護師さんと話し合っていきたいと思います。