End Times / Eels | 音楽王国 Turntable Connection

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あれも聴きたい!これも聴きたい!もっと聴きたい!!もっともっと聴きたい!!!

前作から僅か6ヶ月という短いインターバルで届けられた・・・

米ロック・バンド、イールズ の’10年リリースの8th アルバム
エンド・タイムズ

このバンドの中心人物「E」こと マーク・オリヴァー・エヴェレットによる「愛の破局と年を重ねること」をテーマにした作品。

古い録音機材を使って、E自身がセルフ・レコーディングしたという今作は、聴き手にボソボソと耳元で語りかけるような、優しく生々しい歌声と質感を捉えている。緩やかなフォーク、荒っぽくてブルージーなロック、誰でも口ずさみたくたくなるようなメロディアスなポップスと形を変えながらも、シンプルでアンプラグドなスタイルで表現される楽曲の数々は、そこに無くてはならないパズルの一片として響く。

まるで ”ジョンの魂” や トム・ウェイツ を聴いてるような、直にスピーカーと向かい合ってはじめて成立する作風なのだ。しかし、自己主張の支配的・強制的な強さは微塵も無く、全体を包み込んでくれるような、柔らかさに溢れている。

取っつき易さと第一印象は、ひょっとすると薄いかも知れないが、何度も耳を傾けずにいられない説得力があり、気持ちを鷲掴みにされてしまう。内省的なトータル・アルバムの傑作。

*データについてはウィキペディアが詳しく、試聴は北米アマゾンで可

01. "The Beginning"

歌詞

02. "Gone Man"

歌詞

03. "In My Younger Days"  PV

歌詞

04. "Mansions of Los Feliz"

歌詞

05. "A Line in the Dirt"

歌詞

06. "End Times"  PV

歌詞

07. "Apple Trees"

歌詞

08. "Paradise Blues"

歌詞

09. "Nowadays"

歌詞

10. "Unhinged"

歌詞

11. "High and Lonesome"  Instrumental


12. "I Need a Mother"

歌詞

13. "Little Bird"  PV

歌詞

14. "On My Feet"

歌詞