フラメンコは、踊りと歌とギターが重要な3本柱となるジャンルなのだが、最初の2つ「踊り(バイレ)」と「歌(カンテ)」については、観たり聴いたりすれば、その素晴しさに圧倒されるものの、どうも私には常用したくなるような魅力を感じ取るセンスが、まるで無いようなのだ。
どうしても、美しく官能的で情熱に溢れたギターの魅力に集中してしまう。トータルとしてのフラメンコ文化の重要性など、私にとって「どうでもよい」と言い切ってしまったら、反感を買うのだろうか?
フラメンコ・ギターの名手、ビセンテ・アミーゴ の’09年リリースの
6th アルバム ”パセオ・デ・グラシア”
歌(カンテ)を取り入れながら、相変わらずの情熱的で美しいギターが、メロディアスに展開される作品。嬉しいことに1曲1曲が長めのトラックになっての収録で、ギタリスト名義のアルバムであっても、全体で音楽する方向性で制作されている。
超絶技巧をお勉強させて頂くというより、心地良さのなかで、コンテンポラリーなフラメンコの魅力が堪能出来る。とは言え、ギターの見事さ!は際立っている。ビセンテ・アミーゴ作品なので、当たり前の話だが(笑)。やたら優秀な録音が、その中毒性に拍車をかける1枚。
今作は、豪華なゲスト群を迎えているのだが、(彼らについて一切不満はなく大満足だが、全く知らないので)各リンク先を参照して欲しい。
*データについてはHMVが詳しく、試聴はアマゾン(国内盤)でも可
1. "Amor de Nadie(誰のものでもない愛)" con Niña Pastori
2. "Autorretrato(自画像)" con Enrique Morente
3. "Bolero del Amigo(アミーゴのボレロ)" Jazz in Laurino 2009
4. "Azules y Corinto(青とコリント)"
5. "Y Será Verdad...(真実なのでしょう)"
con Alejandro Sanz, Enrique Morente, padre e hijo y Pedro Heredia
6. "Luz de la Sombra(日陰の光)"
7. "Paseo de Gracia"
8. "Pan Caliente(熱いパン)"
9. "Estrella(星)" con Estrella Morente
8曲目については、この軽快な曲もないとダメだろう!とアップロードしたが、ドイツでは聴けないそう。更にYouTubeの私のチャンネルでは、広告が表示され、開くと勝手に動画が再生されてしまう。
ついでに、iTunesからダウンロードも出来るようになっている。
さすが!「Sony Music Entertainment」殿、凄いなあと感動した(笑)。それと同時に自由にアップロードさせてくれた点に、心から感謝したい。