あなたにも こんな風に思った経験は、ありませんか?


「この事を知ってしまったら、今更、前にはもう戻れない…」


それが、出来事じゃなくて、人だったら…?



そう、きっと私は、


人を深く愛することができる人間だから


その事を強く分かっているから



血が繋がっていない


他人を 異性を 好きになる


愛してしまう


それが 怖かったんだと気づく…



だから、



前に進むのが怖かった のだと…



一度 人を深く愛してしまうと


もう その人を 知らなかった頃には戻れない



だけど、


人と人との出会いには ご縁には


時として 残酷な時が訪れる事もある



選んだ自分が悪かったのか?


その人との前世のカルマ があるのか?



だけど、



その彼との関係だけは


抗えない何かが いつもそこにあった…



尽くしてくれるのに 踏み込まない


「俺を利用してくれていい 」


そう言って 守ってくれて側にいる



彼が 辛そうにしていれば 慰め癒す私


彼に困難が降りかかれば 優しく励ましてきた

時に 気まぐれみたいに愛を囁いた…


この関係が苦しくて 仕事で関わる事さえ辛くなって

私が彼の元を飛び出せば

「一美さんが家出した…」


私がホームシックにかかれば

「親の愛がやっと分かりましたか…いつでも戻ってきて…」


と彼は言った


どちらが 振り回しているのか? 分からないほど

二人の愛の糸は 絡みまくっていた…



だけど、最近彼が巻く甘い餌に釣られて仕事を通じて戻った。


「俺のことを誰かに言われて誤解していたでしょ?

悪者にしていたでしょ?


一美さんは、一方的に感情的になって

 俺に気持ちをぶつけて…」


家出した不良娘が戻ってきた


嬉しさと寂しさを私にぶつけながら

だけど、嬉しいよと彼は思いを言葉に出す。



やっと彼も 私にこれまで言えなかった本音を

ぶつけられるように なっていくのかもしれない


彼とのことを新たに見つめ直すことを決めてから


案の定、彼に対して


それまで 私が決めつけていた彼への見方が

変わっている



次のステージは、どんな展開が待っているんだろう…



きっと やっぱり 一緒に


いや、もっと素直になりながら一緒にいる


のかもしれないよね…