静岡2日目です。


宿泊したのは中島屋グランドホテルです。

静岡市の繁華街にある老舗ホテルです。

朝食会場に行く地下廊下もとてもきれい。


ホテルの外観。


このホテル、とても安価に泊まれました。

部屋の鍵は昔の普通のカギで、オートロックではないなど設備が古いからかな、そんなに混んでいないみたい。


でも、フロントの方々の応対は素晴らしくてさすが。

ここに泊まってとても良かったです。



静岡鉄道(しずてつ)の新静岡駅。

これから清水に向かう。


しずてつのこの路線(静岡清水線)、それぞれの駅に一定の乗降客がいて、活気があります。


清水に着きました。

江尻宿跡。


江尻宿跡は新清水駅から5分くらい歩いたところにあります。東海道53次の18番目の宿場町です。

歌川広重 東海道五十三次 江尻 三保遠望

 


東海道の道案内が所々にありました。

江戸から京に向かう向きに書かれている。


左側の旧東海道と右手の国道1号線の合流点。

『細井の松原無縁さんの碑』が立っています。


碑文は、こういう内容でした(下)


"ここには細井の松原と呼ばれた松並木があったが、第二次大戦中に松の根から油を取るため伐採された。

その折、多量の人骨が出土した。

東海道で倒れた旅人を埋葬したものだろう。

町内の人々は寺に埋葬して記念碑を建て、霊を慰めた"

(大意)


東海道は所々で国道1号から離れます。

しかしこの近隣ではすぐ元の国道に戻る。


山と海が近いので、交通網は今も昔も狭い所に密集しています。


この辺りから山が迫ってきた。

(横砂近辺)


坐漁荘(ざぎょそう)。

国道1号沿いにあります。


ここは元首相・明治の元老の西園寺公望の別荘。

元の家屋は愛知県・明治村に移築されましたが、その後、現地であるこちらには復元家屋が建てられました。


洋間とその奥には庭に面した明るい部屋。サンルームですね。


4月の平日のこの日は他に訪れる人もなく、受付の方から各部屋の説明をしていただきました。

西園寺公の上質な好みを知ることができました。


清見寺。

白鳳年間に創建された古刹ですが、山門と本坊の間に東海道線が走っていて、広い寺内が分断されています。


古いお寺などがこういう状態になっていることを時々見かけますよね。

意見はいろいろあると思いますが、私はこういう景色も好きです。

古いものも新しいものも両方とも大切にした結果なのです。


興津宿の脇本陣水口屋跡。


数年前まで高級旅館として営業されていました。

今は水口屋ギャラリーとして、貴重な品々を展示しているそうです。

知らずに通り越していた。残念。


先ほどの坐漁荘も水口屋ギャラリーも入場無料です。前者は公営、後者は静岡の誇る物流企業・鈴与の後援です。


興津宿の案内板。

江尻宿↔︎興津宿間は、5.3kmです。


予定では次の宿場まで歩く予定でしたが、昨日の飲みの二日酔いがきつかったので、本日はここまでで止める事にしました。


歌川広重 東海道五拾三次  興津 興津川



JR興津駅。

静岡への帰路はJRで。


静岡駅に戻った後、バスで登呂遺跡に行きました。


静岡市立登呂博物館。

高級店のようなしつらえの陳列棚。

何を売っている高級店か、知らんけど。


静岡駅前。

徳川家康公之像と葵タワー。静岡の象徴です。



(静岡1泊旅行 終わり)