たけちゃんと出会ったのは24歳の時。
仲良くなったのは25歳になってからかな。
手話講習会のメンバーである。
同じ方向で他2人のお姉さんとたけちゃんと仲良く帰るようになり、ちょろっと飲んだりご飯食べたり、あちこちいくようになった。
たけちゃんは52歳の時に転勤でやってきた。
だから毎年今年で帰るかも!という。
帰る帰る詐欺だ。
そして今年、、ようやく詐欺が現実になった。
たけちゃんはガールズ3人に挟まれて、
多くを語る方ではない。
いつも、寡黙でうんとかすんとかいう。
私がズカズカ質問すると、答えてくれる。
たけちゃんちでたこぱもやったことがある。
几帳面なたけちゃん、ハゲアタマ。
冬は寒いからニット帽を被る。
お坊ちゃんでお寺好き、散歩とテニスと読書を愛してインテリのおじさん。御年61歳である。
母より年上のたけちゃんをパパみたいと思ったことはなく、私がタメ口で話しかけても敬語で帰ってくる。
たけちゃんに次ここに行きたい!というと
プランを7〜8パターン考えてくれる。
そんなひと、出会ったことがない。
たけちゃんは2回結婚してて、2回目は11歳年下。そりゃ年下と付き合えるわ!と思える頼りになる男!
たけちゃんがいるから、安心して出掛けられる。
みんなで会うと、みんな雨女雨男だから必ず雨が降る。
送別会ももちろん朝から雨だ。
たけちゃんにはお高いブックカバーをあげた。
真っ赤のブックカバー。
見るたびにわたしたちを思い出してね!と伝えた。
最後、駅でハグして別れる時、泣いてしまった。
たけちゃんは知らないけど、私はたけちゃんのこと大好きだった。
生意気な小娘も、もうすぐ33歳。
心配してたなぁ。情報源はあるからな!と見守ってるよ!と最後言ってくれた。
たけちゃん、10年ぶりに自宅に戻って居場所はあるのか。犬を必ず飼いな!とアドバイス。
今度旅行にいくから、また何パターンも考えてもらおう。
最後電車の扉がしまってから、
手話で「またね」とやったら、またね!と返してきた。
手話やってて、本当によかった。
学校やバイトとは違うコミュニティに所属して、年齢差のある友達ができて、私はとても幸せだった。
たけちゃんありがとう。