私のブログが、アメーバから勝手に公式ジャンルなるものに登録されたのですが、
なぜかそのジャンルが「本の紹介」のようなジャンルだったので、
この際なので、最近読んで胸を打たれた本の紹介をしてみようと思います。
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最近、年齢のせいなのか、本を読みたい気持ちはあるものの、
読み始めても集中力がつづかず、
最後まで一心不乱に読了する、ということがほとんどなくなってしまったのですが、
この本は久々に、一気に読みきってしまいました。
しかも、読み終えたその日に、書店に行って
話題のマンガバージョンまで購入。
このエピソードを紹介すれば、この本の内容が
いかに素晴らしいものか、ということが伝わるのではないかと思います。
「君たちはどう生きるか」
本編は、中学一年生の主人公の少年が、様々な事柄に悩みながら
精神的に成長していく様子を描いているわけですが、
そこで自然な形で取り上げられるひとつひとつの課題が、
人類がいつの時代も抱え続けてきた、
そして未だに未解決の本質的な問題ばかりで、
1937年に書かれた本とは思えないほど、
「いま」を考えさせられる内容なのです。
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一人でも多くの方に読んでいただきたいので、
ここでは細かい内容の説明や描写は避けますが、
「人として生きるとは、いったいどういうことなのか」という大命題を、
私たちに投げかけてくれる、先人たちの愛さえ感じるのです。
せっかく与えられた、たった一度の人生を、
素晴らしいものにするには、どうすればいいのか。
素晴らしい人生とは、いったいどんな価値観を持って生きることなのか。
私はそれは、「誇り高く生きる」ということだと思います。
それは「ブレない」ということであり、
自分としての生き方を、他者と比べることなく
胸を張って、進んでいくことだと思います。
人は地位にあるから偉いのでも、
お金を持っているから偉いのでもありません。
人は、人類のために何を成したか、で、その価値が決まるのです。
人類というと大袈裟に聞こえますが、それは私があなたのために、
親が子の人生のために、普通の人が良き明日のために
何をなしたのか、ということの集積だと思います。
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人の脳は、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という
3つの本能があり、その掛け算として、
世の中に貢献しながら、安定して生きるという「貢献心」を磨くことで、
その能力を高めることができるそうです。
たった一度の人生を、どう生きるか。
生涯をかけて取り組むべき、課題だと思います。

