寒い日が続きますね。

みなさま、お変わりなくお過ごしですか?


義父とお別れしてから2週間が過ぎました。

すべてが夢の中の出来事のような不思議な感覚のまま仕事に、学校に・・・と

現実の生活に向き合っています。


私は嫁いできてから一度も父の不機嫌な顔を見たことがありません。

同居こそしていませんでしたが、スープの冷めぬ距離に住んでいるので

健康であった頃からほぼ毎日、お顔を見にお邪魔していました。

どんな時も静かな優しさで、いつも笑顔で接してくれた父。


そんな父に対するイメージは 「穏やかな大海原」。

海をこよなく愛した父との楽しい思い出と相まってのことかもしれません。


初めてお会いしたのも海。

父の船でクルージングや釣りを楽しみながら徐々に緊張がほぐれ

とても楽しく過ごすことができた記念すべき日。

昨日のことのように今でもハッキリ思い出します。

子供たちもまた、義父と過ごす海での時間が大好きでした。


様々なシーンがスライドショーのようにとめどなく浮かんできます。



自宅とお庭の風景が大好きだった父。

その意思を尊重し、義母を中心に義姉と私たち家族が一つになって

最期まで自宅で看ることを決意し、全うすることができました。


お別れする覚悟・心の準備の時間を父が与えてくれたおかげで

お誕生会、クリスマス会、大晦日、元旦・・・

一つ一つを全員が特別な思いを持って胸に刻み付けることができました。


「二人で一つ」

まさに父と母のこと、そう思えるほど いつも一緒で本当に仲睦まじいお二人。

私でさえこんな寂しい思いでいるのだから息子である旦那さん、そして母の喪失感は

いかばかりかと胸が痛みます。

でも悲しみだけでなく、ある種の達成感のような思いも家族に残してくれた父。


ただ私の場合、大きな感謝の気持ちを小さなことに込めて届ける、

その積み重ねしかできなかったので、「もっとできることがあったのではないか」

そんな思いが心の底に澱のように沈んでいました。


それをすべて消し去ってくれたのは旦那さんの言葉。


「家庭と子供たちをしっかり守るという大切な役割をきちんと果たしながら

父に対してできる限りのことをしてくれた。

本当に感謝している。

そのことは父が一番わかっているはずだし、そんなあなたがいてくれたから

僕はここまで頑張れた。

だから何もひけめを感じることはない。胸をはって。」


涙と一緒に流れ出た後ろ向きな思い。

それと入れ替わるように新たに、ゆるぎのない大切なものが心に生まれた気がしました。


最期の最期まで尊大で高潔であった敬愛なる父。

ただただ「感謝」の一言しかありません。

母をしっかり支え、家族を大切にし、これからの日々大切に歩んでいこうと思っています。



長くなってしまいましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございます。

またマイペースでブログを再開したいと思っておりますので

これからもどうぞよろしくお願いいたします。