家の近所に保育園がある。


朝は送り迎えをする親御さんが多数いる。


いつものような朝。


私は保育園の門を通る。


少し離れた路地から自転車の後ろに
子供を乗せてやってくる親御さん。


しばらくして…


すれ違わなけばならない。


しかし、雪が行き先を妨害する。


俺が通るので自転車が道を譲ってくれた。


次の瞬間…。


私の身体は宙を舞い、地面に叩きつけられた。


ただいまの得点、9.96。


大丈夫ですか❓と心配そうに話しかける
親御さん。


一言、大丈夫です と声をかけて
早歩きで去る私。



この後、保育園では私の体たらくを
議論したかは定かではない。